大学で知り合った友人
山形大学大学院
理工学研究科 機械システム工学専攻1年 前川慶介
私は悪乗りが割と好きで、大学で知り合った私の周りの友人たちもそんな奴ばかりだったりする。
たとえば、飲み会のつまみを店で買ったスナック菓子などで済ますのではなく自分たちで調理して研究しよう
などと、「つまみ研」と題して週末に男数名がおいしいおつまみを作ろうと料理雑誌片手に私の家のキッチンに
集合したこともあった。別の日にはカレーを作るのにスパイスからやるけど来ませんか?という、
お前らは山形大学工学部でカレー屋でもやるのかと思わせるような誘いを受けたりもした。もちろん私は行った。
そんな彼らだが、私が体調を崩し寝込んでいたときに豪雪の中、鍋を持ってきたことがあった。
鍋の中には私のために作ってくれたかぼちゃのシチューが入っていた。これも彼らにとっては面白そうだから
程度のことだったのかもしれないのだが、これは言葉にできないほどうれしかった。はたして体調を崩した時に
男性にシチューを作って持ってきてもらったことのある男がはたして世界中に何人いるだろうかと考えると、
とても貴重な経験をしたと思う。
なんだかんだ、こんな友人との悪乗りが日々のがんばろうというモチベーションの源だったり、
気持ちのリフレッシュになったりして大学生活に彩りを与えてくれるから不思議だ。私は本当に友人に
恵まれて幸せだと思う。
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