アルバイトで学んだこと
弘前大学大学院
理工学研究科 知能機械工学コース 修士1年 舘山拓也
大学生活といえば学業はもちろん新しい交友関係を築いたりサークルをしたり、バイトで稼いだお金で
今までは買うことのできなかったもの買ったり旅行に行ったりなど様々な楽しみ方がある。自分も軟式野球サークルに
入り、週一回新たな友人、先輩とともに野球を楽しんでいた。しかし、地元ということもあり古くからの友人と遊ぶ
ことが多かった。そのような生活が半年ほど過ぎた頃、自分は小遣い稼ぎのためにバイトを始めることにした。
バイト先では店員間のつながりが少ないところだったので新たな知り合いも増えることもなかった。しかし、この
バイト先で人とのつながりの重要性を感じる出来事があった。
一つ目はバイト始めて一年ぐらいたったころ他の部門に新しい人が入ってきたときの出来事である。
この人は自分より10歳以上年上で普段なら全く話す機会のない年代の人だが、誰にでも話しかけるタイプの人だった
ので自分も話す機会があった。最初は他愛のない話しかしていなかったが、この人のおかげでバイト先のほかの人とも
仲良くなることができた。このことも交友関係の重要性を知ったが、この人の言っていたことが非常に心に残っている。
それは自分がその人にどうしてそんなに積極的にコミュニケーションがとれるのか聞いたときに答えた
「誰にでも最低一つ良い所があるからそれを探すんだよ。」という言葉である。この言葉のおかげで自分も積極的に
人に接することができるようになった。
二つ目は自分の時給が全く上がらず上司に聞いてもダメだったときに少し仲の良かったパートさんにそれとなく話して
みたら全く上がらなかった時給が上がったのである。これは単純にうれしかったのでさらに交友関係の重要性を知った。
これらの教訓があったおかげで何の問題もなく4年間同じ場所に勤めることができたし新たな友人も増え楽しいバイト生活を
送ることができた。これから先の人生にも役に立っていくと思う。
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