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人との関わり

秋田大学

工学資源学部 機械工学科 千田 駿平

  地元を離れ秋田に来て四年の歳月が過ぎました。この四年間を振り返ってみるとあっという間でしたが、 日々の生活の中で得られたものは多く、その一つ一つがかけがえのないものです。私がこれから社会に出たとき、 この四年間の経験が様々な場面で私を助けてくれるはずです。

 四年前、親元を離れて一人暮らしを始め、何もかもが自由になったような気がしていました。高校を卒業して 大人になったつもりでしたが、実際に暮らしてみると一人では何もできないただの学生であるということを深く 実感させられました。できない事や知らない事が多すぎて、何をどうすればいいのかわからず困惑しました。そ んな中で一人の人間として成長するきっかけになったのは、『人と接する』という経験でした。大学生になってから 学校やアルバイト、プライベートなど様々な場面で人と関わることが多くなりました。それにより今まで当たり前だと 思っていたことが間違っていると気づいたり、知らなかったことやものに触れる機会ができたり、今までどれだけ小さ な世界で暮らしてきたのかを痛感しました。正しい敬語が使えず怒られたことも幾度もあります。わからないことやで きないことはできるまで沢山の人に教えて頂きました。

 自分を見放さず今まで周りにいてくれた人達のおかげで少しずつですが成長することができました。まだまだ一人の 人間として一人前とは言えませんが、少しずつ自分なりのやり方で成長していきたいと思います。自分に関わって下さ った方々全てに本当に感謝しています。

 今年の三月には大学を卒業し秋田を離れますがまた秋田に帰ってきたときには、お世話になった人達に 「大人になったな」「一人前になったな」と言ってもらえるように、成長し続けるという気持ちを忘れないで 頑張りたいと思います。これからも成長し続けることで、大学生として過ごした四年間がより価値のあるものになると 信じています。


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