芋煮会
山形大学
工学部 機械システム工学科 4年 遠藤 純
山形大学に入学し、6年が経とうとしている。様々な人と出会い、いろんなことを経験し、学び、日々自分が成長していることを実感している。
そんなこととは全く関係ないが、私の生まれ育った山形では秋になると皆が集い、河川敷や橋の下などで芋を喰らう習わしがある。いわゆる「芋煮会」である。仲の良い仲間達が酒を交わし、語らい、日々の抑圧された生活からしばしの間解き放たれ、さらに親睦を深めるのである。
さて、そんな芋煮会を東北で暮らす機会があれば一度は経験して欲しいものである。鍋やオタマなど芋煮を作るためのセットは店に頼めば借りられるため、あらかじめ準備する必要はない。店によってはゴザまで貸してくれるのである。芋煮の材料は鍋を借りた店でほとんどセットとして販売されているので事足りてしまう。つまりは財布を持って近くの店に行けば芋煮をする準備はできてしまうのある。ここで、一言で芋煮と言っても地域によっては味付けも入れる具材すらも変わってくるので気をつけて欲しい(芋は必ず入ります)。味噌ベース、醤油ベース、豚肉牛肉…その地域の「芋煮」とは違うものを選んでしまったときは軽く罵声を浴びせられるかもしれない。しかし芋さえ入れて煮てしまえばそれはれっきとした「芋煮」となるので、気にする人がいなければ、後は何を入れてもいいのでとにかく楽しんでもらえたら幸いである。ただひとつ、楽しみすぎてハメをはずし過ぎて川に飛び込んだりしないように気をつけて欲しい。
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