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秋田高専6年生

秋田工業高等専門学校

機械工学科5年 三澤 勇次

  私は平成17年4月に秋田高専に入学した、そして今年度の平成23年3月に卒業する。 つまり高専生活6年目である。おわかりいただけるだろうか?そうだ、私は留年したのだ。
  秋田高専に入って4年目に勉強不足で留年してしまった。留年したことによる就職活動への影響、新しいクラスでのこれからの生活などがとても心配だった。そして春休みが終わり不安な新年度、2回目の4年生が始まった。
  新しいクラスでは、私より先に3年生や2年生の時に留年した元クラスメイトと、まったく知らない顔の私より年が1つ下の学生が入り混じっていた。私が思ったよりもクラスになじむには時間はかからなかった、他の学生が積極的に話しかけてきたことと、趣味が合ったこと、年が離れてるとはいえ、1つしか離れていないので昔流行した遊びなどの話題もかみ合ったことで、気が付けば全員と友達になっていた。勉強のほうも、苦手だった教科を克服とまではいかないが、多少できる程度にはなっていた。
  そして、もう1つの不安要素の就職活動への影響。こちらもまったく問題なかった、確かに就職試験の面接で留年のことは聞かれたが、問題なく内定をもらうこともできた。
  留年することは、たしかに努力不足など、理由は自分にある。しかしそれを反省し、苦手教科を勉強しなおしたり、新しい仲間ができたり、留年のすべてがマイナスではないと私は思った。

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