高専での7年間を振り返って
一関高専
専攻科生産工学2年 岩松 智昭
7年間というのは数字で見てみると長く感じるが,過ぎてみるとあっという間だったと思う.一関高専での7年を振り替えると,様々なことがあったんだと改めて感じた.昨年の専攻科1年次にはインターンシップがあり,企業で2週間ほど職場体験をさせてもらい,社会人として企業で働くに当たっての貴重な経験を得ることができたと思う.それまで自分は5年間機械技術部に所属して高専ロボコンに参加しており,本科の4年次にもインターンシップに行く機会はあったのだが,部活動のほうを優先してしまって結局参加できなかった.そのため,専攻科に進学しインターンシップに参加したことにより得られた経験はとても貴重なものであった.
既に書いたように,一関高専に入学してからの5年間は,機械技術部に所属していたので高専での思い出というのは,大半が部活のことになると思う.私が部活を通して印象に残っているものは,個人の異なる意見やアイデアをまとめてそれらを元に設計し,実際に形にしていったときに感じるもの作りの楽しさや,一方で個人で考えて設計できるものにはどうしても限界があり,そこでチームとしてマシンを作り上げていくことの難しさを経験できたことも大きいと思う.それでも仲間と一緒に自分が設計を担当した部分や,製作したパーツがマシンを構成して動いたときの喜びというのは何にも代え難い素晴らしいものだと思う.
昨今の機械業界,産業界はピークを過ぎたといえまだまだ厳しい状況が続いているかと思われる.このような時期に社会人になる自分であるが,これまでの経験を少しでも活かせるよう,また,常に前向きに努力することで自らチャンスを掴み取り広げていきたい.
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