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学生生活で得たもの

宮城工業高等専門学校専攻科

生産システム工学専攻2年 磯崎委志

  2002年の日韓共催のサッカーのワールドカップが行われた年に入学してから7年が経過しました.宮城高専に在学したこの7年間で色々なことを経験でき,とても成長できたのではと思います.
  特に感じている部分は意識の面です.はじめに思い浮かぶことは“もの”を見るときに,その製造法についてや,どういう仕組みになっているのかということに興味が出てしまうことです.もともとそういうことに興味があったので高専に入学したわけですが,在学中,様々な材料や加工法,仕組みを勉強していく中で,自分の中に知識ができていくと更に興味がわき,勉強への意欲に繋がっていきました.先生方に恵まれた部分もあるとは思いますが,ただ教えられるだけでなく,将来につながる勉強であると感じ取りながらできたことは,これからに活きてくると確信しています.
  専攻科ではインターンシップへ行ったことが非常にいい経験となりました.夏休みの1ヶ月間,実際の職場で見学と簡単な仕事をさせていただいたのですが,社会に出る前に勉強をしておいたほうがいいことや,目標を達成するまでの取り組みについて学べたことは自分にとって有益であると思いました.その後の学ぶ姿勢にも大きく影響を与えたと思います.
  7年という期間,同じ学校に在籍しているために,慣れがマイナスに働いてしまうことがあります.手を抜いたり,楽に生活したりできるでしょう.単位さえ足りていれば,授業をとらなくてもいいのです.しかし,そのような誘惑に負けずに目標に向かって努力を続けたことは,私が高専生活で得た大きな財産となることでしょう.

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