ソフトテニス
一関工業高等専門学校
機械工学科5年 伊藤 一平
私はソフトテニス部に所属しています。
高専大会という、高専内での全国一を決める大会があります。私は今年、最高学年です。今年は高専大会へのラストチャレンジでした。昨年の成績は東北大会優勝、そして全国3位と堂々たるものでした。もちろんソフトテニス部歴代最高順位です。昨年のレギュラーが3人抜けたため、ほとんど新チームといっていいくらいの状態から今年の部活はスタートしました。
ソフトテニスの試合は基本的に2対2のダブルスで行います。つまり、自分ひとりで試合をするのではなく、ペアと協力することが大切なのです。ソフトテニスとは不思議なスポーツで、ペアのうちどちらかが調子いいともう一人の調子があまりよくない、ということが意外とあります。そんなときこそお互いに声をかけあって二人でプレイすることが大切です。ただ単に強い人同士でペアを組んで試合に臨むのも良いのですが、お互いの特徴を理解し、少しでも多く自分たちのテニスを作り上げたペアこそ、切羽詰った場面において有利になるのは比を見るより明らかです。私のペアは5年間一緒に部活をしてきた同学年の親友です。彼のおかげで、私は充実した部活動の日々を送ることができました。大会の結果は残念ながら予選敗退でしたが、彼とともに望んだ試合は一生忘れることはないでしょう。
ソフトテニスは私に、試合に勝つこと以外にも大切なことがある、ということを教えてくれました。
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