目次へ戻る   

研究室紹介

八戸工業大学

大学院1年  冨樫 直樹

  食品業界では、「健康志向」の高まりから、特定保健用食品が開発、販売され、マーケットは拡大しており、また既製品ばかりに頼らず、消費者自らが食材を微粉化したり加工したりといった新しいニーズが出始めてきています。   食材、薬草等を粉末化することにより、吸収率の向上、食感の改善、少ない量で効果を発揮するなど数々の利点が生まれます。さらに、微粉末化することにより、薬効、栄養では、粉の大きさ10〜15μmで消化吸収向上、200nmで腸管粘膜通過、10nmで頭皮通過が、また、食感では、300nm〜6μmでザラツキ感なし、なめらか、200〜400nmでノド越感向上などの特長があります。
  研究室では石臼の原理を応用して、図に示すように実験装置ポットの中に微粉化する試料とビーズを充填し、そのポットを回転させ、ビーズ間での衝突、こすれ等で試料を押しつぶすことにより、微粉化を行っています


実験装置の外観


目次へ戻る