研究室生活について
東北学院大学
工学研究科 機械工学専攻 修士課程1年 白石 大二郎
私が在籍する遠藤研究室では、様々な材料の内部にある欠陥や表面の微小で目に見えない傷の検出方法を研究しています。平成20年度に行った3つの卒業研究の課題とその内容について、以下に簡単に説明します。
(1)光音響法による表面、内部欠陥および複合欠陥の非破壊検査
レーザー光線を試験片に照射すると、吸収された光が熱に変換され、さらに音響に変換されます。この音響信号を検出し、解析して非破壊検査を行います。
(2)水撃および水圧による管破壊のフラクトグラフィー
水が流れている管を急激に閉じることで、管内部に大きな圧力が生じます。この圧力上昇によって破壊された管の破壊面を解析します。
(3)赤外線映像法による内部欠陥の検出
大型試料の高速欠陥検出に有効な赤外線映像装置を用い、表面冷却法および加熱法により小型試料表面に温度場を生じさせ内部欠陥との温度伝導率の違いから欠陥を検出します。
以上のテーマに沿って、実験設備を共有しているため、他学科の研究室の方々と共同研究(武者修行)させて頂いております。
また、遠藤研究室では、研究の他に研究室の伝統である「合コン」を月一回行っています。私たちの研究室の合コンの定義は、「合同研究室コンパ」です。そのため、共同研究を行っている他学科の仲間とお酒を酌み交わしながら意見交換をしています。そのため、研究室や共同研究室での雰囲気は先生方も含めて皆仲が良く,面白い研究生活を送っています。
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