「海が好き」
山形大学大学院 理工学研究科 機械システム工学専攻1年 鈴木 克哉
大学に入学して海の虜になった.山形大学で出会った魚突きサークルアクアライフのおかげである.魚突きサークルアクアライフを一言で表すならば,海バカである.
四月,遠く離れた海へ行くために超える山にはまだ雪が残っている.五・六月の日本海もまだまだ荒れている上に寒い.それでも海へ潜りに行く,そこに海がある限り.
七月ともなると,海の季節.毎週いや,毎日海に行きたいと願う.一週間ぶりの海でさえ久しぶりに会う感覚.なぜ,毎週海に通っても私には物足りなさがあるのだろうか.八・九月大学は二ヶ月間という長く短い休業期間になる.夏休み,西へ南へと海を求めていく.全日数を合わせると40日近くになる.夏休みは60日なので,2/3は海にいるのである.夏休みの長期遠征こそがアクアライフの醍醐味である.毎週海へいっても物足りなくなるわけだ.
十・十一月は,実りの秋.魚も旬の時期を迎え,捕る楽しみに食べる楽しみと海の魅力は絶えない.しかし,山形の秋は短く,十一月終わりには初雪も珍しくない.
十二月になり,雪の中を海へと向かい,雪の中ウェットスーツを着る.これがまた楽しいというから海バカなのだろう.しかし,年末ともなると海は荒れシーズンオフとなる.
  こんなことを五年も続けて来て思うこと,私は海が好き.
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