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「JIMTOF2006の見学会を終えて」

日本大学 工学部 機械工学科4年  手塚 司


  学生会の行事として欧州のEMO,アメリカのIMTSとともに「世界三大工作機械見本市」として並び賞されているJIMTOFを見学した.正直,最新の工作機械を近くで見るのが始めての私は専門的な知識もなく理解することが困難であったが,多くのブースで学生にもわかるように説明していただいた.しかし,1つのブースを見学するのに40分,50分とかかってしまい,数多く見学することができなかった.そのなかで興味を持ったのは,研究で使っている産業用ロボット(多関節ロボット)を展示していたブースで,2社ほどまわることができた.
  1つ目のブースでは,立体センサを用いて,整列させてない部品のハンドリングのデモンストレーションが行われていた.力センサを用いて,機械部品の精密嵌合作業を行うことができるそうである.また,ネットワークで繋がれた複数のロボットを,ロボットリンク同期動作機能をつかって,同調して動かす試みも行われており,ロボットが周囲からの力を検知し,その力に応じて作業を行っていた.
  2つ目のブースでは,重力によるロボットアームのたわみ補正,最適加速度制御,ロボットの動作位置,姿勢,付加条件のより最適な加減速度時間,速度の自動設定について展示されていた.また,ビジョンセンサによって対象ワークを判断し搬送,組立,検査,測定などいろいろな機能を実現可能とのことであった.
  今回の展示で,多関節ロボットはビジョンセンサを取り付け,工作物の運搬し,工作機械に取り付けられていた.現段階において多関節ロボットはセンサを付加させることによって商品価値や他社と違いを表現しているようである. 今回の見学会の参加し,工作機械について学ぶことができた.このことを研究や社会に出てから活用したいと思う.



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