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「いつの間にか7年間」

一関工業高等専門学校 生産工学2年  佐々木 貴之


  高専入学当初から将来,就職にするか大学に編入するかを考えてきましたが,まさか自分がまさか同じ学校に7年間(高専5年間+専攻科2年間)もいるとは思いませんでした.しかしまぁ,クラスメイトに恵まれたこともあり学生生活は楽しくあっという間に過ごせました.例えば,高専時代は寮に入っていたので,ことあるごとに先生たちの目を盗んで会合をしたり,友達と二人でF-1観戦しに車で往復1800kmの貧乏旅行をしたり,工場見学でマレーシアまで行ったりと充実した学生生活だったと思っています(Fig.1,Fig.2参照).
  でも,遊んでばかりいたわけではありません.高専入学当初から将来,就職するか進学するか迷っていました.しかし,これといった答えがあるわけでもなく,とりあえずどちらを選択するにしても学力は必要だと思い真面目に勉強していきました.結果的には一関高専専攻科に進学しましたが,いろいろ悩みました.悩んだ末に大学へ編入しようと思いました.しかし,試験勉強ははかどらず不合格で専攻科に進学することに決めました.専攻科では高専で真面目にやりすぎた反動か必要以上の勉強はしなくなりました.でも,研究は積極的に取り組んできました.研究テーマは「超硬合金研削におけるダイヤモンド砥石の研削特性」です(Fig.3参照).このテーマで今年(2006年)の機械学会東北支部秋季講演会などでも発表し,いい経験になりました.
  今回の執筆で7年間の学生生活を振り返ってみて,いろいろあったんだなぁと感じました.きっと,社会人になれば今まで以上に大変なことが待っているのだと思いますが,これまでの経験を糧に乗り切っていきたいと思います.そして,自分の仕事に誇りを持てるような技術者になっていきたいです.

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