「ロボットコンテスト報告」
八戸工業大学 機械技術学科3年 田村 一磨
機械情報技術学科では3年時に「ロボット創作」という実習があり,その中でロボットコンテストを行っています.ロボットコンテストの内容は,ボールをゴールに入れるという簡単なものです.しかし,ゴールに入れるためには様々な障害を越える必要があります.まず,「フリーゾーン」と呼ばれるエリアに自走で行く必要があります.ロボット動かすには,PICマイコンによる自走とプロポによる操縦の2種類の方法がありますが,スタートから「フリーゾーン」までは,C言語のプログラムによる自走でたどり着く必要があります.「フリーゾーン」到着後は,操縦が可能となりますが,ボールが置いてある場所は坂になっており,バランスが悪いロボットは転倒するようになっています.また,バランスが良くても,操縦を間違えると坂から落ちてしまうため,慎重に操作する必要があります.最後にゴールですが,ボールと同じほぼ大きさの穴が2×3=6個あり,ゴール自体が斜めになっているため,簡単に入らないような設計になっています.
ロボットを作製するために,「構想」,「設計」,「製作」,「大会」の順番でロボットの作製を行っています.4,5名の班で,作製するロボットの案を考えます.その考えた案より,設計図を作成し,ロボット設計発表会で発表します.自分たちのロボットのコンセプトなどを発表し,他の班や先生からアドバイスを頂き,実際に作製するロボットについて再度検討を行います.設計図が完成したら,工作技術センターでロボットの作製をします.作製ではセンターの職員の方々から指導していただき,図面どおりのロボットを作製することができました.
大会では,予選と本選に分かれており,様々なロボットが出場し,とても盛り上がりました.
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