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「一関高専を振り返って」

一関工業高等専門学校  機械工学科5年  佐々木 信幸

  私が一関高専での5年間を振り返って思うことは,5年という時間がとても短くあっという間に過ぎていったということです.
 入学式に始まり,1年生ではオリエンテーションと小旅行,2年生ではスキー研修,3年生では工場見学,4年生では研修旅行などの行事がありました.その他にも毎年,球技大会と高専祭があり,たくさんの思い出が残っています.
 このように,長いようで短かった5年間は一関高専という環境があったからこそだと思います.中学では考えられなかったような多くの授業・講義等をこなし,毎週のようにレポートに追われる毎日,そのような中でバスケットボール部にも所属し5年間続けることで,本当に忙しく気が付くと1日が終わっている,そんな毎日でした.
 高専という勉強を重視される環境の中で,部活動を5年間続けることは誰しもができる事ではないと思います.そこで私自身多くのことを学んだと思っています.その中に,「我慢する心」,「忍耐力」があります.顧問の先生の言葉で,「社会に出たら体力勝負だ,そのための部活動だよ」というものがありました.その言葉を聞き,確かに社会に出ると良い事ばかりではないでしょう,辛いときに我慢し,体を壊さず人よりも多くの仕事をするためには体力が必要です.これは,私にとって将来大きな財産になると思っています.
 このように,高専での5年間は私にとって,とても貴重な時間であったと思います.
 春からは新しい生活がスタートします.高専での5年間で学んださまざまな事を忘れないようにし,私を支えてくれた多くの人たちに感謝をし,新たな道を進んで行きたいと思います.



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