研究室紹介
弘前大学 知能機械システム工学科4年 成田 純平
機械材料機能学講座に属する笹川研究室では,材料システム評価学をテーマに,「LSIなど電子デバイスの信頼性評価方法および損傷防止法の開発」,「人工関節や義肢・装具の機能評価のバイオメカニカル研究」,「熱電効果発電システムの開発に関する研究」の3つのテーマの下で研究を行っています。
材料システムとは,いろいろな材料を組み合わせることにより機能を発揮するもので,新開発の知能材料,マイクロマシンや超LSI,未知なところが多いヒトの体(生体)などのことをいいます。それらの機能を評価するための方法を様々な知識を集結して開発する最先端の学問が材料システム評価学です。
現在,半導体デバイスの高集積化に伴って発生する金属薄膜配線におけるエレクトロマイグレーション損傷の予測や信頼性評価についての研究,感圧導電ゴムを用いた圧力センサでのチェアスキーシートの機能評価,熱電効果に及ぼすエレクトロマイグレーションの影響についての研究が行われ,特にエレクトロマイグレーション損傷の予測シミュレーションにおいて大きな成果が出ています。
また笹川研究室といえばボウリングです。現在笹川ボウリング部には部長の笹川先生をはじめ,11名の正部員と他の研究室や教職員からも多くの臨時部員を抱え,ベストスコアを更新するため訓練しております。
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