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高専祭をふりかえって

八戸高専 機械工学科 4年 田中 望

 高専祭実行委員長という仕事は一言では語れないほどの努力と根気を必要とする仕事です。私は二年をかけてこの委員長という仕事をやり終えた今だからこそ、この高専祭という一大イベントはあまりにも多くの人達に支えられていることを実感しています。

 学生が完全に独立して祭りを計画する・・これがどれほど難しく、そして意義のある事かみなさんに伝わるでしょうか?15歳もいれば20歳もいる特殊な環境であるこの高専の中で、まるで実行委員会の中にはひとつの会社のように完全にタテの関係ができていました。特に今年においては顕著に見られたのが、先輩を敬い、慕う心。後輩を育て、信頼する心。それぞれの人間関係ががっちりとした土台の上でまるで歯車が噛み合うように構成されていました。今年の実行委員のみんなは私の誇りです。すばらしいチームメイトでした。

 今年を終えてみて、一生懸命自分としては頑張ったのですが至らなかった点が多々反省として浮かんできました。そしてこれを生かした来年への課題はそれはもうたくさんあると思います。ですがやる気のある後輩によって構成される来年の高専祭実行委員会は既に発足、活動を少しずつ始めているようです。決して切れることのないこのやる気の鎖は私たちの高専が誇るべきものなのでしょう。是非来年も成功させて欲しいです。学生のために!

 この一年間たくさんの障害、困難にぶつかりました。先生と学生、学生と委員、低学年と高学年、友達と仕事、部活と仕事・・数え切れないほどです。そんな困難に立ち向かえたのは実行委員をはじめとし、馬渕先生や先輩方に助けてもらえたからです。今年の高専祭は例年よりも一層、「みんなが頑張った!」と言える祭りだったと感じます。本当にありがとう。ひとりひとりの頑張ってくれたみんなに心からお礼を言いたい!ありがとうございました!

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