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IT時代の交流を

 東北支部学生会担当幹事 千葉 正克

  秋田県立大学が今年度に新しく会員校となり、現在東北支部学生会は全部で15の高専・大学となりました。学生会に新しい風が入って来ることを、大いに期待します。現在、石巻専修大学と弘前大学にも会員校としての入会を勧誘しています。

  東北地区は地理的に広範囲に会員校が点在しており、集まろうとしてもなかなか容易ではありません。一方、例えば関東学生会は48の会員校が、関西学生会は25の会員校が、比較的狭い地域にあり、工場見学等の活動を通して活発に交流が行われています。

  6月に行われた幹事校会で、「これまでの、委員長校に集まる形の幹事校会議を、インターネット上でできないだろうか」という案が出され、話し合った結果、3月の総会で審議されることになりました。 このようなインターネット上の会議は、既に他の地区の学生会でも行われており、 効果が上っているようです。問題点もないわけではないと思いますが、積極的に試行してみてはどうでしょうか。 確かに、旅費と時間かけて、2時間弱の会議にはるばる出席することは、非効率でしょう。

  しかしながら、前述のような点では、インターネット上の会議は効率が良いでしょうが、やはり人と人とが顔を合わせながらという機会は不可欠と考えます。 そこで、各会員校の学生員と顧問教官が揃う卒業研究発表会・総会時に、懇談会又は交流会(1泊でも良いでしょう)を設けてはどうでしょうか。 学生員だけでなく、顧問教官同志の情報交換、交流の場にもなるでしょう。 1時間程度の場でもよいです。 他の地区では卒研発表会後の懇親会がある所があります。 

 自分の卒業研究の発表や他校の人の発表を聞くことで、得られるものもあるとは思いますが、なんかそっけなく物足りないような気がします。

 最後になりましたが、H14年度の委員長校としてお世話をいただきました、秋田高専の遠藤 紘先生、土田 一先生、学生委員の皆様に心から感謝申し上げます。

                   (岩手大学 工学部 機械工学科 教授)



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