就職活動成功裏話
秋田工業高等専門学校 生産システム専攻2年 高橋 学 『志望動機は何ですか?』 『キレイなお姉さんが好きだからです。』 私の就職試験の面接での1コマです。これが決め手となり,私は某化粧品会社の生産技術職に就職が決まりました。自分の将来がかかっているわけですから決してふざけたわけではなく,本心を答えましたし,もちろん,志望動機はそれだけではなく自分なりにいろいろ考えていたのでそのことも答えました。内定をいただいた後,裏話として会社の方に聞いたのですが,面接の場であれだけはっきりと自分の意見を言える人は珍しいし,内容が内容なだけに非常に印象に残ったそうです。 何が言いたいのかというと,自分という存在をどれだけ相手に知らしめることができるか,どんな状況下でも自分の個性を出せるかということです。当たり前のようなことですが,なかなかできることではないですよね?個性の時代と世間では言われていますが,そのせっかくの個性を出せないでいる人が多いのも事実だと思います。なにからなにまでマニュアル化され(決して,マニュアル化することが悪いと言っているわけではなく),臨機応変できる人というのは少ないようにも感じます。 私は,常に人と同じことをしたくないという考えを持って生活しています。学校という組織の中で1年に1人しかなることができない役職であるということと,学生会活動に情熱を持っていたということで高専の本科時には学生会長を経験しましたし,他にも誰もがやらないこと,やりたがらないことを数多く経験しました。そういった経験を通して自分の個性を強めていきましたし,自分の存在をアピールすることができました。一方で,誰でもできること,人と同じことも数多く経験しましたが,その中でも人と違うことにつなげようとする努力もしました。 必死になって走り続けてきた学生生活。数え切れないほどの体験,経験をしてきましたが,本当によかったと思っています。もし,時間を持てあましている人がいたら何でも良いので何かを始め,経験してください。そして,何でも良いので自分のために吸収してください。きっと見える世界が変わってくるだろうし,自分という存在を主張できると思います。 自分の個性を主張することが100%良いとは限らないし,今回の就職活動で私がとった行動,面接時の質問に対する返答によって内定をもらったことは偶然かもしれませんが,例え内定をもらえなかったとしてもそれはそれで後悔はしなかったと思います。 これから就職活動するみなさ〜ん。後悔はしないように,じっくりと志望の会社を考え,自分が今まで積み重ねてきた経験を振り返り,自分という人間を見直してください。きっと,自分で気付いていないすばらしい面を再発見できるだろうし,それを武器に自信を持って就職戦線を勝ち続けていけるはずです。がんばってください! |