”育てようコンパス” 東北支部学生会担当幹事 鈴木 勝義 東北学生会全体の大きなイベントは、毎年3月の初めに行われる卒研発表会です。しかし、学生諸君にとってはなんとなく教官サイドのミニ学会の印象が強すぎるようで、東北各地の学生員どうしを結びつけるものとしては、いま一つ弱いような気がします。 ともあれ、待望の東北学生会の情報誌「コンパス」が誕生したことにより、各校の学生員の間にある種の連帯感が生まれてきたように思えます。これは大変喜ばしいことです。コンパスはメカライフのスタイルをまねる必要はないし、内容にこだわる必要もないと思います。拙ない文章が全頁をうめてもいいでしょう。思想、形式にとらわれず、専門知識の深浅さを気にせずに、好き勝手なことを自由に書ける情報誌であっていいと思います。たまに、コンパスでしか得られない情報や内容が一つでも見つかれば、それで十分役割を果たしていると考えます。一日も早く学生員の皆さんのなくてはならぬ情報誌になってほしいと思います。大事に育てようではありませんか。 各校の顧問の先生方のご努力によりまして、東北地区の学生員数がこの7月で長年の目標数であった400名を突破致しました。昨年は会員担当幹事ということで、会員の増強に努めたのですが、残念ながら実現できませんでした。今年、400名の大台に乗り、しかも悲願であった北海道地区の会員数をうわまわることができてとてもうれしく思います「日本機械学会資料(地区別会員数)参照」。会員が増えれば、それだけ学生会の活動の基盤が増強されますし、学生会の活性化にもつながります。さらに会員の増加を図るためにも是非魅力ある東北学生会にしたいものです。 来年の8月には盛岡で第29回の全国学生研修会が開催されます。東北学生会が当番です。現在岩手大学の先生を中心にその準備が進められています。 全国8地区から大勢の学生諸君が集まることと思います。全国の同世代の仲間が、今何を考えているのか、どんな悩みをもっているのか、どんなことを勉強しているのか、などさまざまなことについて語り合い、楽しく交流する場です。多くの友達を全国に作るいい機会となります。東北地区からも是非多くの学生諸君が参加することを希望します。盛大な会となるよう、皆さんの御支援、御協力をお願いします。 (山形大学工学部 機械システム工学科 教授) |