日本機械学会 熱工学部門
ニュースレター
|
---|
|
第79期広報委員会 ニュースレター担当 |
日本機械学会 熱工学部門 ニュースレター |
---|
(1)第79期部門長からのメッセージ |
|
香月 正司 第79期熱工学部門長 大阪大学 教授 |
21世紀を迎えた最初の年に,伝統の熱工学部門の運営に携わる機会を与えられましたことを光栄に思うと同時に,変化の激しい時代が要求する学会活動がいかにあるべきか,的確に対処してゆく責任の大きさも痛感いたしております.
学会組織が大きくなり,長期にわたって慣例的活動が多くなってきますと,組織の存続と慣例の継続が最大の目的と思われがちでありますが,会員のための組織であり,会員のための活動であることを忘れることなく,部門活動に反映させて行きたいと思います.ご存知のように,昨期の終わりにインターネットを通じて熱工学部門に関する皆様からのアンケートをいただきました.すでにその結果はご覧いただいたことと思いますが,このような試みは学会の中でも初めてのものであり,熱工学部門以外からも注目されています.質問のしかたによっては回答の傾向が左右される場合もありますので,そこに現れた数字がすべてであるとは考えませんが,一般会員の受け取り方,考え方の傾向は端的に現れていると思います.これらも参考にしながら部門活動の方向を考えて行くつもりです.
部門のホームページに掲載されていますように,3月末に部門運営要綱の改定が行われ,各種委員会委員長にも運営委員会構成員として運営委員会に参加していただくことになりました.これはかねてより熱工学部門が主張してきたことが学会全体として具体化したものです.したがって,各種委員会を中心に実施される部門活動を実質的に担っていただく方々が,部門運営について相談する場に参加できなかったこれまでの不自然さが,これで解消されたことになります.これからも各種委員会を中心に部門活動を進めて行くつもりですので,各種委員会に対し会員の積極的な参加と協力をお願いいたします.
学会全般の財政が芳しくない状態は慢性化し,第2世紀を迎えた学会の最大の問題でもあります.昨期より部門交付金の算出基準の変更や,学会本部事務局が行う部門活動に関する事務の有料化などがすでに始まっており,これから数年の試行を踏まえさらなる改変を進める予定といわれています.部門にあっても収支バランスのとれた運営をめざしていますが,昨期からニュースレターをインターネット上のホームページに掲載することにした結果,恒常的支出の大きな部分が削減できました.国家財政が国民の生活に基盤をおくと同様,学会財政も会員あってのものであります.今後はできるだけ多くの会員の役に立つ大きな企画や活動を,収支バランスよく運営するよう努めたいと思います.
すべての分野において国際化は大きな流れであると思います.これまで日米,日韓合同会議が順調に開催されてきましたが,現在準備されている第6回ASME/JSME 合同熱工学会議は,初めてJSMEが真の主催学会として開催されることになりました.この機に次代への飛躍を期待して,特に若い会員諸氏の参加をお願いしたいと思います.また,日韓熱工学会議につきましては,流体工学部門との合同一本化と,開催間隔について両国4部門間で相談する予定です.そのほか時代の流れとともに新たな課題も注目を集めるようになっています.ぜひ会員のニーズに沿った種々の国際会議を積極的に企画し,部門活動の活性化にも貢献していただきたいと思います.
これまで熱工学部門賞は,年次大会に合わせて開催される部門同好会で公表され,同時に贈呈されてきました.その後のニュースレターや会誌において報告されるものの,贈賞決定から公表までは長期にわたって公にされなかったことも重なって,せっかくの受賞が一般には広く知れ渡らなかった嫌いがあります.そこで,贈賞は従来通り部門同好会で行いますが,表彰日を期末とし,部門ホームページにできるだけ早く掲載し,一般に公表することに致しました.
熱工学は,熱力学,伝熱学,燃焼学,熱物性を基盤に,エネルギー変換,動力発生,加熱,冷凍,溶解などエネルギー関連技術と深く関わっています.学問と技術,学界と産業界の密接な連携なくしては,ますます複雑化するこれからの各種エネルギー問題の解決はないであろうと考えます.最後に,産業界の熱技術者が部門活動への参加,ひいては学界との連携にこれまで以上に積極的に加わっていただくことを希望しています.
(2)部門企画行事(年次大会・国際会議・講演会・講習会)案内 |
(部門企画以外の国際会議についてはこちらをご覧下さい)
−2001年−
● 2001年度年次大会
(熱工学部門企画実行委員長)竹内正紀(福井大学教授)
(開催日)2001年8月27日(月)〜30日(木)(27日は見学会)
(会場)福井大学
(ウェブサイト)http://www.jsme.or.jp/2001am/
● 2001年度熱工学講演会
(実行委員長)稲葉英男(岡山大学教授)
(開催日)2001年11月3日(土)〜4日(日)
(会場)岡山大学津島キャンパス
(ウェブサイト)http://heat6.mech.okayama-u.ac.jp/thermal/index.html
−2002年−
● 2002年度熱工学講演会
(実行委員長)長田孝志(琉球大学教授)
(開催日)2002年11月7日(木)〜8日(金)
(会場)琉球大学工学部
−2003年−
● The 6th ASME-JSME Thermal Engineering
Joint Conference
(第6回ASME-JSME熱工学会議)
(実行委員長)西尾茂文(東京大学教授)
(開催日)2003年3月16日(日)〜20日(木)
(会場)Hapuna Beach Prince Hotel, Kohala Coast, Hawaii Island
(ウェブサイト)http://www.jsme.or.jp/ted/AJ2003.html
−2001年−
●No. 01-59
講習会「実践で学ぶ省資源・省エネルギー・リサイクル技術」
(熱工学部門企画,日本機械学会東海支部合同企画)
(プログラム等の詳細はhttp://www.jsme.or.jp/0108210s.htmをご覧下さい。)
(実行委員長)辻 俊博(名古屋工業大学教授)
(開催日)2001年8月21日(火)〜22日(水)
(会場)名古屋市工業研究所
(定員)60名,申込先着順により満員になり次第締切ります.
(聴講料)会員15,000円(学生員5,000円),会員外20,000円,一般学生10,000円.いずれも教材1冊分代金を含みます.開催の10日前までに聴講料が着金するようお申し込み下さい.以降は定員に余裕がある場合,当日受付をいたします.なお,聴講券発行後は取消しのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います.
(教材)教材のみご希望の方は残部が生じた場合,1冊につき会員4,000円,会員外5,500円で頒布いたしますので,講習会終了後,残部ご確認の上お申し込みください.
(申込方法)申込者1名につき,申込書(お問い合わせ下さい)に必要事項をご記入いただき,代金を添えてお申込みください.本会ホームページhttp://www.jsme.or.jp/kousyu2.htmからもお申込みいただけます.
(3)部門賞・部門一般表彰候補者募集の案内 |
部門賞委員会 委員長 笠木伸英, 幹事 平井秀一郎
部門賞および部門一般表彰の候補者推薦を部門登録会員の皆様から募集します.下記の要領にて奮ってご応募下さい.なお,この募集案内,表彰規定,これまでの受賞者一覧が部門ホームページ(http://www.jsme.or.jp/ted/)に掲載されています.各章の詳細につきましてはホームページをご覧いただくか,下記あてにお問い合わせ下さい.
1.部門賞および部門一般表彰の種類
(1)部門賞:
功績賞(永年功績賞,国際功績賞,研究功績賞/技術功績賞)
業績賞
(2)一般表彰:
貢献表彰
講演論文表彰 ※講演論文表彰は今回の推薦対象外です.
2.受賞候補の資格
候補者(グループの場合は筆頭者)は原則として日本機械学会会員とする.ただし,国際功績賞についてはこの限りではない.
3.応募要領
A4サイズの用紙に(1)応募対象(部門賞・一般表彰の種類)(2)受賞候補者の氏名と所属(3)推薦理由(できるだけ詳しく具体的にお書き下さい)(4)推薦者の氏名,所属,連絡先 をご記入の上,次の送付先に郵送して下さい.同じ賞について,複数の人(グループ)を推薦する場合は,推薦する順位をお付けください.
4.送付先
〒113-8656 東京都文京区本郷7−3−1
東京大学大学院工学系研究科
機械工学専攻 教授
笠木 伸英
5.応募〆切
2001年10月31日(水)
6.問い合わせ先
部門賞委員会 委員長 笠木伸英(kasagi@thtlab.t.u-tokyo.ac.jp)
TEL 03-5841-6417, FAX 03-5800-6999
幹事 平井秀一郎(hirai@mes.titech.ac.jp)
TEL 03-5734-3336, FAX 03-5734-3336
(4)部門研究分科会・研究会 |
なし
●A-TS06-15「熱・エネルギーシステムのエクセルギー評価研究会」
設置期間:1997.9〜2003.3
主査:辻 正(三菱重工業(株))TEL:0794-45-6310
●A-TS06-16「熱・流体工学におけるウェーブレット・逆問題に関する研究会」
設置期間:1998.6〜2003.5
主査:片岡 勲(大阪大学)TEL:06-6879-7256
(5)国際会議案内 |
−2001年−
● 5th WORLD CONFERENCE ON EXPERIMENTAL HEAT
TRANSFER, FLUID MECHANICS AND THERMODYNAMICS
(開催日)2001年9月24日(月)〜28日(金)
(開催地)Thessaloniki, Greece
(ウェブサイト)http://docenti.ing.unipi.it/exhft5/
−2002年−
● Thermal Challenges in Next Generation
Electronic Systems (THERMES 2002)
(開催日)2002年1月13日(日)〜16日(水)
(開催地)Santa Fe, USA
(ウェブサイト)http://www.engfnd.org/2at.html
● 8th Intersociety Conference on Thermal
and Thermomechanical Phenomena in Electronic Systems (ITherm
2002)
(開催日)2002年5月29日(水)〜6月1日(土)
(開催地)San Diego, USA
(ウェブサイト)http://www.itherm.org/
● SUSTAINABLE DEVELOPMENT OF ENERGY, WATER
AND ENVIRONMENT SYSTEMS
(連絡先)長野靖尚(名古屋工業大学)
(開催日)2002年6月2日(日)〜7日(金)
(開催地)Dubrovnik, Croatia
(ウェブサイト)http://powerlab.fsb.hr/Dubrovnik2002
● 11th International Symposium on
Applications of Laser Technique to Fluid Mechanics
(開催日)2002年7月8日(月)〜11日(木)
(開催地)Lisbon, Portugal
(ウェブサイト)http://in3.dem.ist.utl.pt/lisboa-laser/
● 12th International Heat Transfer
Conference
(第12回 国際伝熱会議)
(開催日)2002年8月18日(月)〜23日(金)
(開催地)Grenoble, France
(ウェブサイト)http://www.ihtc12.ensma.fr/
(6)部門第79期委員会(委員長/幹事) |
|
|
(7)ニュースレターの発行形態について |
広報委員会ニュースレター担当委員長 鶴田 隆治
(8)第79期広報委員会ニュースレター担当 |
アクセス数= (since July, 2001)