委員会活動報告 |
■広報委員会
平成22年3月5日
1.委員会構成
委員長:二宮 尚 (宇都宮大学) 幹事:川口 達也(東京工業大学)
委員 :元佑 昌廣 (東京理科大学) 菊川 豪太(東北大学)
横森 剛 (慶應義塾大学) 後藤田 浩(立命館大学)
高藤 圭一郎(西日本工業大学) 長山 暁子(九州工業大学)
2.委員会開催
年度当初に広報委員会専用メーリングリストの委員名簿を更新し,連絡方法を確立した。平成21年6月20日に東京工業大学大岡山キャンパス石川台1号館学科会議室にて第1回の広報委員会を開催し,活動計画(ニュースレター各号の掲載内容の概略)・スケジュール・役割分担・ホームページ改訂案などを決定した。また,以降はメール審議にて意思決定することとした。
3.活動報告
3.1 ニュースレター発行
部門ニュースレターのNo.58(8月号)及びNo.59(12月号)の執筆が完了し,既にHPに掲載中である。No.60(4月号)については原稿収集中である。
NL(No.58)
1.TED Plaza
『マイクロ・ナノスケール熱流体工学の実験/解析的アプローチ』
1. ナノスケールの空間に閉じ込められた液体の移動現象と化学反応
− ナノフルイディックス(Nanofluidics)
大宮司 啓文(東京大学)
2. マイクロ熱流動現象のレーザ複合計測
一柳 満久(東京大学)
2.行事予定案内
・部門企画行事
・部門関連行事
・国際会議
3.第87期部門組織
4.その他
編集後記
NL(No.59)
1.TED Plaza
『燃焼科学の新展開』
1. シャボン玉を用いた火災消火の研究
鳥飼 宏之(弘前大学)
2. 非線形時系列解析による燃焼ダイナミックスの解明とその工学的応用
後藤田 浩(立命館大学),宮野 尚哉(立命館大学),
立花 繁(宇宙航空研究開発機構)
2.2009年度年次大会熱工学部門報告
3.熱工学コンファレンス2009開催報告
4.第二回湘南ワークショップ報告
5.部門賞・一般表彰贈呈式
6.行事案内
・部門企画行事
・部門関連行事
・国際会議
7.その他
編集後記
NL(No.60)
1.TEDプラザ
「熱流体解析の製品への応用」
1..二輪車空冷エンジン開発における熱流体解析
高橋 易資(本田技術研究所)、後閑祥次(本田技術研究所)
2..加熱多孔板周りの流れ
石間 経章(群馬大学)
2.各種委員会活動報告
3.各種委員会活動報告
4.行事案内
・部門企画行事
・部門関連行事
・国際会議
5.その他
TED Plaza html版での動画採用について
編集後記
3.2 部門専用のレンタルサーバーの更新
昨年度に続き,部門独自ドメイン(ted-jsme.jp)による独自メーリングリスト(ted-ml@ted-jsme.jp)の継続のため,プロバイダ(さくらインターネット)の契約を更新した。
3.3 部門独自のメーリングリストの運用
約2800名のデータをベースにしたメーリングリスト(ted-ml@ted-jsme.jp)の運用を継続した。エラーメールの処理を暫時継続的に行っている。
以上
■部門賞委員会
平成22年3月11日
構成員:菱田公一(委員長),吉田英生,宮内敏雄,白樫了(幹事)
1.委員会の開催
第1回会議 日時:平成21年5月28日(木)
会場:東京大学生産技術研究所 An棟An405(小会議室1)
議事:委員会の年間予定・推薦手続きの確認
第2回会議 日時:平成21年7月13日(月)13:00?14:00
会場:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館7階会議室(73C2号室)
議事:フェロー候補者の選考.4名を選出し,その後2名を学会本部へ推薦した.
第3回会議 日時:平成21年10月16日(金)13:10〜14:00
会場:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館 3階 309会議室
議事:部門賞・部門一般表彰候補者の選考
第4回会議 日時:平成22年1月21日(木)13:15?14:00
会場:東京大学生産技術研究所(An棟405室)
議事:部門賞・部門表彰候補者の決定
2.フェロー候補者の推薦
(1) 前期(86期)の候補者を踏まえて、委員長と幹事は38名(86期は37名,85期は37名,84期は42名)の候補者をリストアップし、候補者のリスト(各候補者の経歴と活動内容<賞、学会・部門役職経歴など>および推薦理由)を作成(6月末から7月上旬).
(2) 幹事は、委員長名で、そのリストを(幹事を除く)3名の部門賞委員会委員に送り、委員には,“そのリストからあるいはリスト外から委員推薦の候補者を加えて、4名を選び、幹事あてに投票するように”要請.
(3) 幹事は、投票結果を集計し、得票の多い方から4名を第0次候補者(部門賞委員会案)として、第2回部門賞委員会に諮り、部門賞委員会で決定した後、第2回総務委員会に諮る(7月13日).
(4) 委員長は、部門長名で、総務委員会で同意が得られた第0次候補者に、部門推薦の候補者になるように依頼(候補者に推薦書を書いていただく)(8月上旬).
(5) 委員長は、辞退者を考慮して、部門長名で、学会に、部門推薦候補者2名を推薦。推薦書を取り纏めて学会に送付(9月末).
* 上記(2),(3)で4という数字は次の経緯による. これまで, 82期では12名, 83期では13名の推薦を行ったが,84期に「候補者に若い人が多くなっており,学会への貢献ポイントが足りず,フェローになれないケースが出ているので、候補者の数を絞って推薦することとなり,84期は8名を推薦した.85期は「フェロー受賞者が全体で50名となる見込みなので各部門からの推薦を若干名とする」事となり最終的には4名を推薦した.86期以降は、85期に引き続き「各部門からの推薦を若干名とする」方針が続いているため,87期は最終的に2名を推薦した.
3.部門賞、部門一般表彰(貢献表彰)候補者の推薦
(1) 運営委員会構成員に候補者募集のメール送付,学会ホームページに候補者募集の掲示(〆切2009年10月6日(火)).
(2) 第3回部門賞委員会で候補者の策定
(3) 第4回部門賞委員会で部門推薦の候補者を決定.第4回総務委員会(1月21日)に附議・承認
(4) 候補者に受諾の意思確認(部門賞委員会委員長により主に電話で)
(5) 幹事は、候補者に推薦書の確認およびHP用写真の送付を依頼
(6) 運営委員会に,代行運営委員会(メール審議)として附議・承認.学会理事会に報告と同時にHP公表,2010年10月の熱工学コンファレンス(長岡)で贈賞の予定
4.部門一般表彰(講演論文表彰)候補者の推薦
(1) 年次大会(岩手大学)および熱工学コンファレンス(山口大))の委員会に推薦を依頼
(2) 第4回部門賞委員会において、推薦のあった講演論文表彰候補(年次大会から0件,熱工学コンファレンスから1件)を審議・承認
(3) 候補者に受諾の意思確認
(4) 幹事は、候補者に推薦書の確認を依頼
(5) 運営委員会に,代行運営委員会(メール審議)として附議・承認.学会理事会に報告と同時にHP公表,2010年10月の熱工学コンファレンス(長岡)で贈賞の予定
5.若手優秀講演フェロー賞候補者の推薦
(1) 年次大会(岩手大学)および熱工学コンファレンス(山口大)の委員会に推薦を依頼
(2) 第4回部門賞委員会において、推薦のあった若手優秀講演フェロー賞候補者(年次大会委員会から2件,熱工学コンファレンスから3件)を審議・承認.推薦書を学会へ送付
6.部門賞・部門一般表彰・フェロー賞
[部門賞]
永年功績賞 増岡 隆士 氏
前田 昌信 氏
国際功績賞 Ping Cheng 氏
研究功績賞 岡崎 健 氏
西尾 茂文 氏
業績賞 高田 保之 氏
[部門一般表彰]
貢献表彰 富村 寿夫氏
鹿園 直毅氏
[講演論文表彰](1件)
・Mehdi Jangi(Ghent Univ.),大上泰寛(東北大),小林秀昭(東北大)
「高圧下変動速度場における液滴燃焼速度定数増大のメカニズムについて」
[若手優秀講演フェロー賞](5件)(○印が登壇者)
・野村信福(愛媛大),○影浦正直(愛媛大),豊田洋通,(愛媛大),向笠忍(愛媛大)
「高周波液中プラズマの放電特性」
・○押部洋(東北大),中村寿(東北大),手塚卓也(東北大),長谷川進(東北大),丸田薫(東北大)
「温度分布制御型マイクロフローリアクタにおけるDME の多段酸化反応」
・○阿部広(慶応大),長町隆介(慶応大),田口良広(慶応大),長坂雄次(慶応大)
「レーザー誘起表面波法を用いた粘性率測定マイクロチップの開発(第三報 液面‐センサー間距離制御機構を用いた揮発性溶液の測定)」
・堀部明彦(岡山大),春木直人(岡山大),○市川和希(岡山大)
「潜熱マイクロカプセルスラリーの曲管内熱伝達に及ぼす諸因子の効果」
・○西田拓弥(佐賀大),光武雄一(佐賀大),門出政則(佐賀大),栗原成計(JAEA)
「高温面上液の液滴衝突時の急速蒸気生成過程」
以上
■年次大会委員会
平成22年3月3日
委員長 辻 俊博
幹 事 飯田 雄章
1)2010年度年次大会(9月5日〜9日,名古屋工業大学)のオーガナイズドセッションテーマ募集[2009年8月21日(金)締切り]に対して,4件の企画があり,内1件を熱工学部門が幹事担当する.
・電子情報機器、電子デバイスの強度・信頼性評価と熱制御
○熱工学,計算力学,材料力学
石塚 勝(富山県立大学),三浦 英生(東北大学),池田 徹(京都大学),于 強(横浜国立大学)
・バイオ熱・物質移動
○バイオエンジニアリング,流体工学,熱工学
多田 茂(防衛大学),玉川 雅章(九州工業大学),白樫 了(東京大学)
・マイクロ・ナノスケールの熱流体現象
○流体工学,熱工学,計算力学
新美 智秀(名古屋大学),渡辺 崇(名古屋大学),小原 拓(東北大学),米村 茂(東北大学),山口 浩樹(名古屋大学)
・燃料電池
○動力エネルギーシステム,熱工学,流体工学,材料力学
鹿園 直毅(東京大学),近久 武美(北海道大学),大島 伸行(北海道大学),花村 克悟(東京工業大学),橋田 俊之(東京工業大学)
○は幹事部門
2)特別行事企画[2009年12月18日(金)締切り]に対して,2件の申込み
1.ワークショップ 「沸騰伝熱について徹底討論」9月6日(月)
企画者 小泉安郎(信州大)
Maryland大のKim教授の特別講演と日本人講演者による3,4件の発表
2 部門同好会 会場校近くのビアガーデン(名古屋ビール園浩養園)にて9月6日(月)に開催
企画者 辻 俊博(名工大)
昨年同様に他部門と共同開催
3)部門全体プログラム案提出[2010年4月7日(水)締切り]
以上
■日米合同会議委員会
委員長: 菱田 公一(慶應義塾大学)
幹 事: 佐藤 勲(東京工業大学)
1.第8回日米合同熱工学会議(8th ASME-JSME Thermal Engineering Joint Conference: AJTEC2011)について、以下の各項目が決定している。
・ 会期:2011年3月13日(日)?17日(木)
・ 会場:米国ハワイ州ホノルル市Waikiki Beach Marriot Resort & Spa
・ AIChEが参加団体として加わることとなった。
・ 投稿論文の受付・査読システム:ASME WebToolBoxを使用する。
・ プロシーディングスの発行形態:CD-ROMプロシーディングスをASME Publishing Serviceに委託して発行する。
・ 発表論文の著作権の扱い:ASMEに移譲するが、JSME英文ジャーナルへの投稿が可能となるよう申し合わせを締結する。
・ 詳細な収支予算の確定:参加費$550(会員、事前)、$100(学生、プロシーディングス・バンケット参加を含まず)とする。一般参加者400名が採算分岐点。
・ ホテル関係エージェントとしてWCIを選定し、日本機械学会より、WCI経由でデポジットを納入済み。
・ 会議運営エージェントとして、Univ. Florida Conference Departmentを選定した。
・ 会議運営方法についてASMEとMOUを取り交わした。
2.JSME側実行委員会(セッションオーガナイザ兼任)については、別添の通り決定。まもなく、委嘱を行う予定。
3.キーノート講演者については、候補者の講演内容を調整の結果、別添の通り、JSME3件、ASME4件、AIChE1件の8件(2件×4日間)を予定することとなった。まもなくJSME側のキーノート講演者の委嘱を行う予定。
4.会議参加登録用のホームページをUniv. Florida Conference Departmentのもとに開設(http://conferences.dce.ufl.edu/ASME-JSME/reg.aspx)し、本会ホームページからリンクした。
5.アブストラクト・論文投稿用のホームページをASME会議ページのもとに開設(https://www.asmeconferences.org/AJTEC2011/)した。まもなく投稿受付を開始する。
6.想定されている会議関連スケジュールは以下の通りである(以前提示した予定通り)。
・ 査読用アブストラクト締め切り 2010年5月末
・ アブストラクト受理通知 2010年6月末
・ 査読用フルペーパー締め切り 2010年7月末
・ 査読結果通知 2010年10月末
・ 最終原稿提出締め切り 2010年11月末
・ 会議レートでのホテル予約締め切り 2010年12月末
・ 会議参加事前登録締め切り 2011年1月15日
・ 会議 2011年3月13-17日
以上
■日韓熱流体工学会議委員会
代表者名:冨田栄二
(1) 実施計画概要
会議名:第8回日韓熱流体工学会議
The 8th KSME-JSME Thermal and Fluids Engineering Conference
開催日程:2012年3月頃
開催場所:Inchonの近くのSongdoに決定.
(2) 熱工学部門委員会
委員長:冨田栄二(岡山大学) 委 員:堀部明彦(岡山大学)
幹 事:田部 豊(北海道大学) 白樫 了(東京大学)
委 員:石塚 勝(富山県立大学) 宮崎康次(九州工業大学)
(3) 流体工学部門委員会
委員長:梶島岳夫(大阪大学) 幹 事:渡邉 聡(九州大学)
(4) 開催日程
韓国側から2案(いずれも日曜日から水曜日)が提出されており,現在,日本側で調整中.今のところ,1案が有望.
1. 2012年3月18〜21日
2. 2012年3月11〜14日
(5)韓国側のヘッド
Prof. Nae-Hyun Kim (University of Inchon)
今後の予定
-OS希望の日本側取りまとめ
-OSオーガナイザの選定
-論文集め
-プログラム編集
-参加者集め など
以上
■講習会委員会
1.委員会委員
委員長 松村幸彦 広島大学 大学院工学研究科
幹 事 井上修平 広島大学 大学院工学研究科
2.今期の活動報告
(1)部門講習会の開催は今年の7月5日〜9日、12日〜16日の連続する2日間または9月13〜17日、27日〜30日の連続する2日間を予定。以下の原案で調整中。
<初日>
(午前)
9:45-10:45「全体を見渡す話」 吉田先生(京大)
11:00-12:30「伝導伝熱の基礎」 大河先生(東工大)
(午後)
13:30-15:00「対流伝熱の基礎」 北村先生(豊橋技科大)
15:15-16:45「沸騰伝熱の基礎」 師岡様(東芝)
<2日目>
(午前)
9:45-11:15「熱放射の基礎」 花村先生(東工大)
11:30-12:30「温度測定」 長坂先生(慶應)
(午後)
13:30-15:00「熱交換」 石塚先生(富山県立大)
15:15-16:15「伝熱工学資料の付属ソフト(PCを用いた演習)」佐藤先生(東工大)
(2)以下の熱工学コンファレンスの前日に、セミナー「化学反応と熱利用技術」を予定。ケミカルヒートポンプ、燃焼素反応解析、ケミカル蓄熱などをテーマに検討中。
熱工学コンファレンス2010
開催日: 2010年10月30日(土)〜31日(日)
場 所: 長岡技術科学大学
実行委員長: 青木 和夫(長岡技科大)
3.当面の検討課題
企業側が当委員会に求めているのは、熱工学の基礎を新入社員や新規配属メンバーに学ばせる機会と考えられる。この意味で、「伝熱工学資料を用いた伝熱計算の仕方」講習会は定番として、毎年、決まった時期に開催するようにするのがよいのではないか。講習会をお願いする先生方にも、その方が準備がしやすくなる利点もある。
以上
■JTST(Journal of Thermal Science and Technology)委員会
代表者名:佐藤 勲(東工大)
1.掲載状況(2010/3/11現在)
Vol. 1、No. 1(pp. 1?41): 4件
Vol. 1、No. 2(pp. 42?148): 9件
Vol. 2、No. 1(pp. 1?133): 12件
Vol. 2、No. 2(pp. 134?300): 15件
Vol. 3、No. 1(pp. 1?166): 16件
(2007日米熱工学会議特別号:Guest Editor=花村克悟(東工大))
Vol. 3、No. 2(pp. 167?380): 17件
Vol. 3、No. 3(pp. 381?551): 15件
Vol. 4、No. 1(pp. 1?201): 17件
Vol. 4、No. 2(pp. 202?323): 11件
Vol. 4、No. 3(pp. 202?436): 14件
(第7回日韓熱流体工学会議特別号:Guest Editor=近久武美(北大))
Vol. 4、No. 4(pp. 437?517): 8件
(第2回国際伝熱フォーラム特別号:Guest Editor=中別府 修(明治大))
Vol. 5、No. 1(pp. 1?): 4件(収集中)
2.編修委員会
Editor-in-Chief: 佐藤 勲(東工大)
Editors: 小原 拓○*(東北大学)、奥山邦人(横浜国立大学)、門脇 敏(長岡技術科学大学)、小林秀昭(東北大学)、冨田栄二(岡山大学)、中部主敬(京都大学)(五十音順)
○熱工学部門ジャーナル委員会の幹事
*日本伝熱学会推薦の編修委員
Editorの交代: 年次計画に従い、第88期(2010年度)当初に以下の交代を行う。
任期満了による退任:小原 拓(東北大学)、小林秀昭(東北大学)
新任:宮良明男*(佐賀大)、中別府修*(明治大)、長谷川達也(名大)、廣田真史(三重大)
*日本伝熱学会推薦の編修委員
3.その他
・インパクトファクターの付与
JTST誌がトムソンロイター社のインパクトファクター対象論文誌に登録された。数値はまだ提示されていない。
以上
■年鑑委員会最終報告
委員長 川口靖夫(東京理科大学)
幹 事 小熊光晴(産総研)
1.編集基本方針の概要
A.機械工学および機械工業の進歩発展を紹介することを主眼とし,原則として2009年(1月〜12月)中におけるトレンドあるいはトピックスについて記述する.ただし,割当ページが少ないので,すべての項目を網羅する必要はなく,毎年項目を変えるなどの工夫をする.
B.国内事情ばかりでなく,国外の機械工学および工業の進歩大勢をも適宜記述する.
C.その内容は専門外会員が容易に理解かつ利用できるように,またすう勢が把握できるように記述し,専門家だけに役立つような資料の単なる列挙にならないようにする.
D.引用文献は必要最低限度とし,論文表題も記入する.
E.執筆者は極力少人数で担当する.
2.年鑑発行までのスケジュール
2009年の作業(実施済み)
・ 6月1日 熱工学部門第1回運営委員会で活動計画を審議
・ 6月 執筆者および年鑑委員会メンバーの確定
・ 8月11日 編修理事から部門長(年鑑委員会)に目次案と執筆者の推薦依頼あり
・ 9月25日 年鑑委員会から編修理事(本会事務局)に目次案と執筆者を報告
・ 11月8日 熱工学部門第2回運営委員会で活動状況を報告
・ 11月27日 機械学会事務局より各執筆者等へ掲載見本を添えて執筆依頼
2010年の作業(以下は予定)
・ 3月31日 原稿締切: 各執筆者等から機械学会事務局(会誌編修部会担当)へ原稿提出
・ 4月 学会事務局(会誌編修部会担当)において全ての原稿がそろいしだい章ごとに原稿(字句,書式,文献 等々を調整)をまとめる.
・ 5月 章の推定ページを添えて年鑑委員会に査読依頼
・ 6月 印刷所へ入稿各執筆代表者からの査読結果に基づき,本会事務局で原稿整理を開始
・ 7月 著者校正
・ 8月5日 学会誌8月号「機械工学年鑑」特集号の発行
3.熱工学部門年鑑の内容と執筆者(表1のとおり)
表1 熱工学部門年鑑(2010年8月発行)の項目(内容)と執筆担当者
項 目 節 項目(内容) 執筆担当者 ページ
伝熱および熱力学 8.1.1 概 説 東工大 花村克悟 0.7
8.1.2 熱力学・熱物性 京都大 若林英信 0.7
8.1.3 伝 熱 名工大 田川正人 0.7
8.1.4 熱交換器 神戸大 浅野 等 0.7
燃焼および燃焼技術 8.2.1 燃 焼 産総研 壹岐典彦 1.0
8.2.2 燃焼技術・燃料 滋賀県大 山根浩二 1.0
4.年鑑記事に関する検討委員会
論点: 年鑑記事の位置づけ、年鑑の存続/廃止、編集方針の持続/変更
委員:(名工大)田川正人、(東工大)井上剛良、(千葉大)中込秀樹、(九大)高松洋、(東北大)小原 拓、(理科大)川口靖夫
年度末までにメールにて審議、答申の予定
以上
■出版委員会
委員長 西村伸也(大阪市立大学)
幹 事 山田 昇(長岡技術科学大学)
○委員会委員
86期より留任
浅野等,佐藤春樹,白樫了,西村伸也,宮崎康次
新任
上野一郎,君島真仁,齋藤潔,鈴木洋,高松洋,永井二郎,山田昇
○ 活動報告
・ 委員の日程調整がつかなかったことから委員会は開催しなかった.
・ 「温暖化と熱機器性能に関する出版」,「会員への出版希望アンケート」に関して,メール審議
本年度中にアンケート実施予定.
・ 出版予定物の確認
JSMEテキストシリーズ 演習 熱工学
(3月出版予定が年後半にずれ込む見通し)
計測の不確かさ(改訂)
(ASMEの2005年版に変えて2010年版(出版予定)を翻訳出版の予定)
参考資料
○ 活動計画(申請時)
・企画がスタートしている出版物について,執筆/校正,出版作業の状況を確認する.
−「計測の不確かさ (改訂) 」など.
・新しい企画の検討.
−画像集やモノグラフなど実用的な出版の企画.
−温暖化に対する熱工学の関わりや将来展望などに関する入門書の企画検討.
−熱工学部門内の研究会や部門会員に対する,「このような内容の本を出版したい」,「このような内容の本が読みたい」といったアンケート調査の実施.
・委員会のあり方,組織作りの検討.
・ その他
以上
■熱工学コンファレンス委員会
委員長 青木 和夫(長岡技術科学大学)
幹 事 赤堀 匡俊(長岡技術科学大学)
日 時 内 容
平成21年4月30日(木) 第1回実行委員会開催
議 題:2010熱工学コンファレンス(長岡)に関して
開催日時2010年10月30日(土),31(日)
開催場所 長岡技術科学大学
【委員会内容】
・コンファレンス内容の確認
・実行委員の役割と作業項目(総務,会計,会場,原稿・プログラム,HPの整備,懇親会など)確認
平成21年10月26日(月) 第2回実行委員会開催
【委員会内容】
・実行委員の役割分担・内容の確認
・新潟県コンベンション開催費補助金申請の検討
・今年度(山口)のコンファレンス開催状況の把握
平成22年1月26日(火) 第3回実行委員会開催
【委員会内容】
・会告内容の検討(講演申込,原稿提出期限の決定)
・オーガナイズドセッションおよび特別講演会の検討
・ホームページの立ち上げの検討
・新潟県コンベンション開催費補助金申請の再検討
以下、今後の予定
平成22年3月 ・最終事業項目の確認,OSの検討,プログラム素案
・2010熱工学コンファレンス(長岡)開催に向けてのタイムスケジュールの最終確認
以上
■学会賞委員会
平成22年3月18日
6月 26日 学会賞委員会委員の選出および依嘱の完了.
7月6日 平成21年度学会賞募集要項が学会HPに掲載される
7月14日 部門運営委員会委員,学会賞委員会を含む部門所属委員会委員長・幹事に学会賞(論文賞・奨励賞)推薦候補の推薦を依頼した(締切日8月11日).
7月 27日 推薦締切日.
8月1日 推薦についてまとめた結果,学会賞(論文)候補14件,学会賞(技術)候補1件,奨励賞(研究)3名,教育賞1件の推薦を頂いた.推薦頂いた全ての候補に対して,審査関連資料をまとめ,学会賞委員会委員全員へ2次審査を依頼した.全ての資料は電子メールにて送付した.尚,2次審査は別紙の方法によった.(締切日8月17日)
8月28日 学会賞委員会委員全員による二次審査の結果を集計し,その結果に基づき,委員長と幹事で学会賞(論文)推薦候補5件,学会賞(技術)推薦候補1件,および奨励賞(研究)推薦候補4名を選出し部門長への報告案とした.同案を学会賞委員会委員全員に報告してメールにて確認を依頼し, 意見のある場合は申し出て頂くよう依頼した.(締切日8月31日)
9月3日 確認・審議の結果,学会賞(論文)推薦候補5件,学会賞(技術)推薦候補1件,および奨励賞(研究)推薦候補2名を選出し.決定した推薦候補者の推薦書類の作成を各賞の候補者にメールにて依頼した.(締切日9月5日)
9月 7日 学会賞委員会の活動状況および論文賞・奨励賞推薦候補者決定に至るまでの経緯について部門長にご説明し,部門長の承認を頂いた.推薦書は部門長の押印の後, 日本機会学会表彰部会へ提出した. その他関連資料は郵送にて学会賞委員会幹事より直接日本機会学会表彰部会へ送付した.
(注)本年度の学会賞委員会の活動は,推薦候補者数が例年よりも多かったため,第2次審査以降のスケジュールが非常に厳しくなってしまった.
特に推薦書には部門長の印が必要であるが,その時間を十分に取ることができず,ご迷惑をおかけした.
以上
別紙
第87期(平成21年度)日本機械学会 熱工学部門 学会賞委員会 <2次審査方法>
(1)審査項目
@独創性
A学問的又は技術的な発展性
B機械工学または広く産業社会への貢献度・有用性
C信頼性
D論文としての完成度
(2)配点
@からDの各審査項目について,それぞれ以下のように採点して下さい,
特に優れている場合: 2点
優れている場合 : 1点
普通 : 0点
(3)具体的評価事項
2次審査評価シート内の@独創性,A学問的又は技術的な発展性,B機械工学または広く産業社会への貢献度・有用性の三つの項目に関しては,具体的に評価した点などのコメントを簡単で結構ですからご記入下さい.なお,C信頼性,D論文としての完成度に関しては,採点のみで結構です(具体的評価事項の記入は不要).
(4)採点方法及び被推薦者提案
皆様からの2次審査の評価結果を集計して,被推薦者候補を委員長と幹事とで提案する.
(5)被推薦者の承認
メールによる審議で,被推薦者をご承認頂き,最終決定とする.
以上