各種委員会活動報告

■広報委員会

平成21212

 

1.委員会構成

委員長:二宮尚 (宇都宮大学) 幹事:川口達也(東京工業大学)
委 員:中村祐二(北海道大学)             伊東弘行(北海道大学)
    上野一郎(東京理科大学)             益子岳史(静岡大学)
                君島真仁(芝浦工業大学)             鈴木宏明(大阪大学)

2.委員会開催

 年度当初に広報委員会専用メーリングリストの委員名簿を更新し,連絡方法を確立した。平成20613日に埼玉大学東京ステーションカレッジにて第1回の広報委員会を開催し,活動計画(ニュースレター各号の掲載内容の概略)・スケジュール・役割分担・ホームページ改訂案などを決定した。また,以降はメール審議にて意思決定することとした。

3.活動報告

3.1 ニュースレター発行

 部門ニュースレターのNo.559月号)及びNo.5612月号)の執筆が完了し,掲載中である。No.573月号)については現在原稿収集中である。

NLNo.55

1.第86 期部門長あいさつ

宮内 敏雄(東京工業大学 大学院理工学研究科)

2.TED Plaza

Impact of “Scale Modeling” on Research and Development

  1)「Scale Modeling and IR4TDKozo Saito

    2)「関東大震災における被服敞跡火災旋風の模型実験」関本孝三

3.行事予定案内

・部門企画行事

・部門関連行事

・国際会議

4.第86 期部門組織

5.その他

  編集後記

86 期広報委員会

 

NLNo.56

1.TED Plaza

  「非線形現象と熱流体工学」

   1.円筒容器内熱乱流の巨視的流動パターン

   2.内部発熱流体層における対流パターン形成

2. 2008年度年次大会熱工学部門報告

3.第7回日韓熱流体工学会議報告

4.「熱工学部門活性化のためのワークショップ」報告

5.部門賞・一般表彰贈呈式

6.行事案内

    ・部門企画行事

    ・部門関連行事

    ・国際会議

7.第86期部門組織

8.編集後記

 

NLNo.57

1.TEDプラザ

「データセンターの熱問題とその対策」植草常雄

「微細加工と細胞工学」木村啓志

2.各種委員会活動報告

3.行事案内

・部門企画行事

・部門関連行事

・国際会議

4.第86期部門組織

5.その他

 

3.2 部門専用のレンタルサーバーの更新

 昨年度に続き,部門独自ドメイン(ted-jsme.jp)による独自メーリングリスト(ted-ml@ted-jsme.jp)の継続のため,プロバイダ(さくらインターネット)の契約を更新した。

 

3.3 部門独自のメーリングリストの運用

 約2800名のデータをベースにしたメーリングリスト(ted-ml@ted-jsme.jp)の運用を継続した。エラーメールの処理を暫時継続的に行っている。

 

3.4 部門ホームページの一部改訂

 部門ホームページのトップページに,学会トップページのマイページのお知らせを表示するために,業者にデザイン修正を外注した。

 

(以上)


■部門賞委員会

 

平成21223

 

 

構成員:吉田英生(委員長),宮内敏雄(部門長),門出政則(前部門長),鹿園直毅(幹事)

 

1.委員会の開催

 第1回会議 メール審議

 議事:委員会の年間予定の確認

 フェロー候補者推薦の手続き開始

 

 第2回会議 日時:平成20723日(水)13:0014:00

 会場:東京大学工学部2号館309会議室

 議事:フェロー候補者の選考

 

 第3回会議 平成20109日(金)13:0014:00

 会場:東京工業大学大岡山キャンパス石川台1号館4階454号室

 議事:部門賞・部門表彰候補者の選出

 

 第4回会議 日時:平成21114日(水)13:0014:00

 会場:東京大学工学部2号館309会議室

 議事:部門賞・部門表彰候補者の決定

 

2.フェロー候補者の推薦

(1) 前期(85期)の候補者を踏まえて、委員長と幹事は40名(85期は37名、84期は42名,83期は37名)の候補者をリストアップし、候補者40名のリスト(各候補者の経歴と活動内容(賞、学会・部門役職経歴など)および推薦理由)を作成(6月末から7月上旬,86期は610日)

(2)幹事は委員長名で、そのリストを(幹事を除く)3名の部門賞委員会委員に送り、委員には,“そのリストからあるいはリスト外から委員推薦の候補者を加えて、5名を選び、幹事あてに投票するように”要請(6月末から7月上旬,86期は611日)

(3) 幹事は、投票結果を集計し、得票の多い方から5名を第0次候補者(部門賞委員会案)として、第2回部門賞委員会に諮り、部門賞委員会で決定した後、第2回総務委員会に諮る(7月末か8月上旬, 86期は723日).

(4) 幹事は,部門長名で,総務委員会で同意が得られた第0次候補者に,部門推薦の候補者になるように依頼(候補者に推薦書を書いていただく)(8月上旬)

(5) 幹事は,部門長名で,学会に部門推薦の候補者を推薦.推薦書を取りまとめて学会に送付(9月末)

 *上記(2)(3)5という数字は,フェロー制度が始まってから年数が経ち,部門推薦を若干名とすることが部門協議会で決定した事による.

 * 最終的には,3月末の評議会において決定される(85期は3名が選出)

 

3.部門賞、部門一般表彰(貢献表彰)候補者の推薦

(1) 運営委員会構成員に候補者募集のメール送付,学会ホームページに候補者募集の掲示(〆切108日).

(2) 第3回部門賞委員会で候補者の策定

(3) 第4回部門賞委員会で部門推薦の候補者を決定.第4回総務委員会(114日)に附議・承認

(4) 候補者に受諾の意思確認(部門賞委員会委員長により主に電話で)

(5) 幹事は、候補者に推薦書の確認およびHP用写真の送付を依頼

(6) 運営委員会に,代行運営委員会(メール審議)として附議・承認.学会理事会に報告と同時にHP公表,200911月の熱工学コンファレンス(宇部)で贈賞の予定

 

4.部門一般表彰(講演論文表彰)候補者の推薦

(1) 年次大会(横浜国大)および日韓熱流体工学会議(札幌)の委員会に推薦を依頼

(2) 第4回部門賞委員会において、推薦のあった講演論文表彰候補(年次大会から2件,日韓熱流体工学会議から2件)を審議・承認

(3) 候補者に受諾の意思確認

(4) 幹事は、候補者に推薦書の確認を依頼

(5) 運営委員会に,代行運営委員会(メール審議)として附議・承認.学会理事会に報告と同時にHP公表,200911月の熱工学コンファレンス(宇部)で贈賞の予定

 

5.若手優秀講演フェロー賞候補者の推薦

(1) 年次大会(横浜国大)および日韓熱流体工学会議(札幌)の委員会に推薦を依頼

(2) 第4回部門賞委員会において、推薦のあった若手優秀講演フェロー賞候補者(年次大会委員会から0件,日韓熱流体工学会議から2件)を審議・承認.推薦書を学会へ送付

 

6.部門賞・部門一般表彰・フェロー賞

[部門賞]

永年功績賞       吉田 駿 氏

                     熊田 雅弥 氏

国際功績賞       工藤 一彦 氏

研究功績賞       門出 政則 氏

技術功績賞       中込 秀樹 氏

業績賞               平井 秀一郎 氏

 

[部門一般表彰]

貢献表彰           二宮 尚

    鈴木 雄二

 

[講演論文表彰](4件)

・山口浩樹(名大工),塙常男(名大院),森英男(九大工), 新美智秀(名大工)

Ar-Pt(111)系を用いた分子線散乱実験及び適応係数測定の分子動力学解析」

・菊川 豪太(東北大),小原 拓(東北大),川口 暢(デンソー),鳥越 栄一(デンソー),萩原 康正(デンソー),  松本 洋一郎(東大),

SAM-溶媒界面における界面熱抵抗特性の分子論的研究」

・永井大資(九工大),大谷直弘,城戸陽平,宮崎康次,塚本寛,

“Zone folding effects of heat conduction in nano-porous silicon”

・中山顕(静岡大),桑原不二朗,佐野吉彦,

“A Mass Transfer Model for Flow Architecture of the Lung (Why do we have a bronchial tree with 23 levels of bifurcation?)”

 

[若手優秀講演フェロー賞](2件)

・原田裕士(東大),中園圭輔,杵淵郁也,石川桂,塩見純一郎,髙木周,丸山茂夫,松本洋一郎,

“Scattering Process of Monatomic Molecular Beam on Vertically Aligned Single-Walled Carbon Nanotubes”

・飯尾剛範(関西大),松本 亮介,小澤守,竹森利和(大阪ガス),久角喜徳,毛笠明志,

“Development of Micro Superheated-Steam Generator”

 

以上


■学会賞委員会

平成2124

 

本年度の学会賞委員会の活動状況は以下の通りである.

 

7 8       学会賞委員会委員の選出および依嘱の完了.

717       部門運営委員会委員,学会賞委員会を含む部門所属委員会委員長・幹事に学会賞(論文賞・奨励賞)推薦候補の推薦を依頼した(締切日811日).

81       811日の推薦締切日まで期限の約半分が過ぎたが, 推薦件数が少なかったので,各委員長, 委員の先生方に推薦を再度依頼した.

812       811日の推薦締切日までに,論文賞候補6件,奨励賞候補4名の推薦を頂いた.推薦頂いた全ての候補に対して,審査関連資料をまとめ,学会賞委員会委員全員へ2次審査を依頼した.全ての資料は電子メールにて送付した.尚,2次審査は別紙の方法によった.(締切日822日)

826             学会賞委員会委員全員による二次審査の結果を集計し,その結果に基づき,委員長と幹事で論文賞推薦候補5件および奨励賞推薦候補4名を選出し部門長への報告案とした.同案を学会賞委員会委員全員に報告してメールにて確認を依頼し, 意見のある場合は申し出て頂くよう依頼した.(締切日827日)

828              確認・審議の結果,論文賞推薦候補5件および奨励賞推薦候補4名を決定した.決定した論文賞および奨励賞推薦候補者の推薦書類の作成を各賞の候補者にメールにて依頼した.(締切日92日)

94       学会賞委員会の活動状況および論文賞・奨励賞推薦候補者決定に至るまでの経緯について部門長にご説明し,部門長の承認を頂いた.同日,部門長の承認印を頂いた正式推薦書類を学会本部へ提出する手続きを行った.推薦書は部門長にメールで送付し, 部門長の押印の後, 直接日本機会学会表彰部会へご送付頂いた. その他関連資料は郵送にて学会賞委員会幹事より直接日本機会学会表彰部会へ送付した.

(注)本年度の学会賞委員会の活動は上記でほぼ終了したが,スケジュールが非常に厳しくなってしまった. 今後の課題として,学会賞委員にご就任頂く時期を早め, 選定に時間のかかる第1次推薦は余裕を持って行って頂けるようにスケジュールを配慮する必要がある.          

以上

 

別紙

 

86期(平成20年度)日本機械学会 熱工学部門 学会賞委員会 <2次審査方法>

 

(1)審査項目

①独創性

②学問的又は技術的な発展性

③機械工学または広く産業社会への貢献度・有用性

④信頼性

⑤論文としての完成度

 

(2)配点

①から⑤の各審査項目について,それぞれ以下のように採点して下さい,

特に優れている場合:2点

優れている場合  :1点

普通       :0点

 

(3)具体的評価事項

2次審査評価シート内の①独創性,②学問的又は技術的な発展性,③機械工学または広く産業社会への貢献度・有用性の三つの項目に関しては,具体的に評価した点などのコメントを簡単で結構ですからご記入下さい.なお,④信頼性,⑤論文としての完成度に関しては,採点のみで結構です(具体的評価事項の記入は不要).

 

(4)採点方法及び被推薦者提案

皆様からの2次審査の評価結果を集計して,被推薦者候補を委員長と幹事とで提案する.

 

(5)被推薦者の承認

メールによる審議で,被推薦者をご承認頂き,最終決定とする.

以上

 


年次大会委員会

平成21223

 

[] 年次大会委員会委員

小原 拓(東北大),山本 悟(東北大),石塚 勝(富山県立大),日向野三雄(秋田県立大),鹿園直毅(東京大),鈴木雄二(東京大)

 

[] 熱工学部門の企画

オーガナイズドセッション8件を企画した.

・オーガナイズドセッション

(1)マイクロ・ナノスケールの熱流体現象(Micro/Nanoscale Thermal and Fluid Phenomena)

 (流体工学部門,計算力学部門とのジョイントOS)

オーガナイザー:新美智秀(名大),米村 (東北大),小原 (東北大)

熱工学部門の世話役:小原 (東北大学,流体科学研究所)

(2)「エネルギーと環境問題におけるマルチフィジックスCFDシミュレーション」(Multi-Physics Simulation in Energy and Environment Problems)

 (計算力学部門,流体工学部門,動力エネルギー部門とのジョイントOS)

オーガナイザー:山本 (東京理科大),山本 (東北大)

熱工学部門の世話役:山本 (東北大学)

(3)次世代燃料と新しい燃焼技術,エンジン,動力システム(New Concept Combustion Technologies, Engines and Power Systems for Alternative fuels)

 (動力エネルギー部門,エンジンシステム部門とのジョイントOS

オーガナイザー:木戸口善行(徳島大),金野 (茨城大),丸田 (東北大)

熱工学部門の世話役:丸田 (東北大学,流体科学研究所)

(4)「電子情報機器,電子デバイスの強度・信頼性評価と熱制御」(Strength and Reliability, Thermal Management of Electronic and Information Products and Devices)

 (計算力学部門,材料力学部門とのジョイントOS)

オーガナイザー:池田 (京大),三浦英生(東北大),石塚 (富山県立大),于強(横国大)

熱工学部門の世話役:石塚 (富山県立大学)

(5)「食と熱工学」(Thermal Engineering for Food)

(熱工学部門単独のOS)

オーガナイザー:日向野三雄(秋田県立大),鶴田隆治(九工大)

世話役:日向野三雄(秋田県立大学)

(6)燃料電池要素&システム」

 (動力エネルギー部門とのジョイントOS)

オーガナイザー:近久武美(北大),花村克悟(東工大),鹿園直毅(東大)

熱工学部門の世話役:鹿園直毅(東京大学)   

(7)「ガスタービン・蒸気タービンの最新技術動向」

 (動力エネルギー部門とのジョイントOS)

オーガナイザー:武石賢一郎(阪大),幸田栄一(東大),鹿園直毅(東大)

熱工学部門の世話役:鹿園直毅(東京大学)   

(8)「マイクロ・ナノ領域におけるバイオ・熱流体融合学術創成(仮題)」

(流体工学部門,バイオエンジニアリング部門,情報・知能・精密機器部門とのジョイントOS)

オーガナイザー:渡部正夫(北大),川野聡恭(阪大),小寺秀俊(京大),鈴木雄二(東大)

熱工学部門の世話役:鈴木雄二(東京大学)

 

[] 

・部門同好会の開催について

2008年度年次大会と同様,他部門と合同で行うことを予定(実行委員会で調整中).

以 上


講習会委員会

平成21212

 

2008年度に実施する行事について検討し,例年通り講習会を関東(東京)で行うこと,また熱工学コンファレンスのプレセミナーを開催することとした.詳細は以下の通りである.

 

1.来年度講習会の企画

・実施テーマ:「熱設計を支援する熱流体計測技術」

・開催時期:2009729日(水)30日(木)

・開催場所:東京工業大学 フェライト会議室(仮予約済み)

・概要:機器の熱設計において,熱流体計測は機器内で実際に起きている現象を把握するのに不可欠な手段であるのみならず,近年広く使用されている数値シミュレーションの妥当性を確認する技術としても重要です.しかし,日常的に使用する計測手法であっても,使用方法を誤ると思いがけない誤差が生じることがあり,正確な測定結果を得るためにはノウハウの蓄積が必要となります.本講習会では,各分野の第一線でご活躍の先生方を講師にお迎えし,熱流体計測の基礎や実際の計測事例についてご講演頂きます.

・内容(時間については会場の制約から変更の可能性有り)

1日(729日)

10:0011:20 熱設計のための熱流体計測  国峯尚樹((株)サーマルデザインラボ)

11:2012:40 熱抵抗計測の基礎  富村寿夫(熊本大学)

13:4015:00 熱電対による温度計測の基礎  田川正人(名古屋工業大学)

15:0016:20 赤外線放射温度計の基礎  中村 元(防衛大学校)

2日(730日)

9:3011:00 熱物性計測技術とデータベース  馬場哲也(産業技術総合研究所)

11:0012:30 PIVによる流速計測  西野耕一(横浜国立大学)

13:3015:00 感圧・感温塗料による圧力/温度計測  新美智秀(名古屋大学)

15:0016:30 計測器メーカーによる最新機器の紹介とデモ

  NEC Avio赤外線テクノロジー,ダンテック・ダイナミックス,日本カノマックス

・定員:50

・聴講料

 会員20,000円/学生員6,000円/会員外45,000円/一般学生10,000

 

2.プレセミナー

11月に山口大学で開催される2009熱工学コンファレンスの際にプレセミナーを開催する.

・テーマ 地球環境と熱工学 -エネルギー・廃棄物・リサイクル-(仮題)

・開催日:2009116日(金)午後(熱工学コンファレンスの前日)

・実施場所:山口大学工学部(熱工学コンファレンスの会場と同じ)

・定員:100

・参加費:熱工学コンファレンスに参加登録者は無料.非登録者は2,000

・講師については選定中.

以上

 


JTST(Journal of Thermal Science and Technology)委員会

平成21213

 

1.JTST委員会委員(Editors)

Editor-in-Chief 高田 保之(九州大学)

 Editors 小原 拓*(東北大学),奥山邦人(横浜国立大学),門脇 敏(長岡技術科学大学),小林 秀昭(東北大学),佐藤 勲*(東京工業大学),中部 主敬(京都大学)

(五十音順)熱工学部門ジャーナル委員会の幹事,*日本伝熱学会推薦の編修委員

 

2.投稿および処理状況(2008/12/8現在)

 総投稿数:  135Original120,機論からの再録:10Review5)(国内:106,海外:29

 掲載可:   89Original75,機論からの再録:10Review4

 掲載否:   25Original25

 判定中:   11Original10Review1

 取り下げ:  1

 

3.掲載状況(2009/2/13現在)

 Vol.1, No.1:       4件  1-41ページ

 Vol.1, No.2:       9件  42-148ページ

 Vol.2, No.1:       12件  1-133ページ

 Vol.2, No.2:       15件  134-300ページ

 Vol.3, No.1: 16件(2007日米熱工学会議特別号:Guest Editor: 花村克悟(東工大))

 Vol.3, No.2:       17件 167-380ページ

 Vol.3, No.3:       15件 381-551ページ

 Vol.4, No.1:       1件 1-12ページ

 

4.今期の活動状況

 ・日本伝熱シンポジウム総会および熱工学部門メーリングリストで投稿を呼びかけた.

 ・トムソンロイター社からJTSTImpact Factorが付く予定であると連絡があった.

・エディターの交代については,昨年度作成した交替・補充計画に基づいて計画中である.次年度はEditor-in-Chiefは高田から佐藤に交代する.

 ・英文ジャーナル連絡会議に出席し,JTSTの活動状況を報告した.

 ・特集号の予定

 2nd International Forum on Heat Transfer (東京2008.9.17-21) Guest Editor: 中別府修(明治大学)

 第7回日韓熱流体工学会議(札幌2008.10.13-16) Guest Editor: 近久武美(北海道大学)

 

 

■日米合同会議委員会

 

1.第8回日米合同熱工学会議(8th ASME-JSME Thermal Engineering Joint Conference: AJTEC2011)の開催形態について、ASME HTDの代表者であるProf. Klausnerとともに、200881213日に米国フロリダ州ジャクソンビル(ASME Heat Transfer, Fluids, Energy Sustainability and Nanotechnology Conferences)にて、ASME HTDおよびFEDの関係者ならびにJSME流体工学部門の関係者と議論を行った。その結果、

·     2011年の会議については、主にASME側の日程の都合で熱・流体の合同会議は実施しない

·     2015年の会議については、日米間で熱・流体の合同会議について前向きに検討する

·     2015年の会議に他国(例えば韓国、あるいは中国)が参加することについても前向きに検討する

こととなった。これを受けて、第8回日米合同熱工学会議については、

·     2011313日(日)〜17日(木) 米国ハワイ州ホノルル

を想定して、費用面を含めた詳細を検討することとした。

 

2.第8回日米合同熱工学会議の会場を決定し、規模、運営体制について詳細を詰めるため、Prof. Klausnerとともに、2009178日に米国ハワイ州ホノルルにて会場候補のホテル関係者を含めて討議を行った。その結果、

·     JSME側がlead societyとなる

·     施設の適合性、予算面、客室の会議レート等から、会場はWaikiki Beach Marriot Resort & Spaとする

·     セッションは2011314日(月)〜17日(木)に10室パラレルで実施する

·     各日にASME側、JSME側からそれぞれ1名ずつのKeynote Lectureを実施する

·     バンケットは316日(水)夕刻に実施することを想定し、313日(日)にはWelcome Receptionを開催する

·     ASME側のAwards Banquetを独自に実施することを認める

·     経費面の過不足はASMEJSMEで折半する

·     会議の登録作業(経理を含む)、論文受付・査読手配等は、ASME側(Prof. Klausnerのエージェントを含む)に依頼することとした。

 

3.会議開催日程・会場が決定したことを受けて、JSMEのサーバー上に、AJTEC2011のホームページ(http://www.jsme.or.jp/conference/AJTEC2011/)を立ち上げた。

 

4.現在、Prof. Klausnerとのメール会議等を通して、投稿論文の受付・査読システム、あるいは受付論文の著作権の扱いなど、会議実施に関する詳細を検討中である。

 

5.日韓熱流体工学会議は20123月にIncheonで開催予定である。また、次期のK-J委員会委員長は岡山大学の冨田栄二先生に就任頂くことになった。 

 

以上


年鑑委員会

 

1.編集基本方針の概要20098月発行「機械工学年鑑」執筆要項より抜粋引用)

 

1) 機械工学および機械工業の進歩発展を紹介することを主眼とし,原則として2008年(1月~12月)中におけるトレンドあるいはトピックスについて記述する.ただし,割当ページが少ないので,すべての項目を網羅する必要はなく,毎年項目を変えるなどの工夫をする.

2) 国内事情ばかりでなく,国外の機械工学および工業の進歩大勢をも適宜記述する.

3) その内容は専門外会員が容易に理解かつ利用できるように,またすう勢が把握できるように記述し,専門家だけに役立つような資料の単なる列挙にならないようにする.

4) 引用文献は必要最低限度とし,論文表題も記入する.

5) 執筆者は極力少人数で担当する.

 

2.年鑑発行までのスケジュール

 

2008年の作業(実施済み)

 

520日 熱工学部門第1回運営委員会で活動計画を審議

6月〜9月上旬 執筆者および年鑑委員会メンバーの確定

818日 編修理事から部門長(年鑑委員会)に目次案と執筆者の推薦依頼あり

919日 年鑑委員会から編修理事(本会事務局)に目次案と執筆者を報告

117日 機械学会事務局より各執筆者等へ掲載見本を添えて執筆依頼

 

2009年の作業(以下は予定)

 

331日 原稿締切: 各執筆者等から機械学会事務局(会誌編修部会担当)へ原稿提出

4月 学会事務局(会誌編修部会担当)において全ての原稿がそろいしだい章ごとに原稿(字句,書式,文献 等々を調整)をまとめる.

5月 章の推定ページを添えて年鑑委員会に査読依頼

6月 印刷所へ入稿各執筆代表者からの査読結果に基づき,本会事務局で原稿整理を開始

7月 著者校正

85日 学会誌8月号「機械工学年鑑」特集号の発行

 

3.熱工学部門年鑑の内容と執筆者(表1のとおり)

1 熱工学部門年鑑(20098月発行)の項目(内容)と執筆担当者

項目(内容)

執筆担当者

ページ

伝熱および熱力学

8.1.1

概 説

九州大   高田保之

0.7

8.1.2

熱力学・熱物性

大阪府立大 吉田篤正

0.7

8.1.3

伝 熱

三重大   廣田真史

0.7

8.1.4

熱交換器

同志社大  稲岡恭二

0.7

燃焼および燃焼技術

8.2.1

燃 焼

長岡技科大 門脇 敏

1

8.2.2

燃焼技術・燃料

名城大   小島晋爾

1


.今後の検討課題

インターネットによる情報の発信と収集が大きな役割を果たす現状をふまえて,年鑑のニーズや発行目的などの重要事項を検討し,それらを明確にすることが求められている.

 

 

■出版委員会

 

平成2129

1.出版委員会委員

86期より留任:

奥山邦人(横浜国立大学)店橋護(東京工業大学),津江光洋(東京大学),

南川久人(滋賀県立大学)吉田篤正(大阪府立大学)

新任

浅野等(神戸大学),佐藤春樹(慶應義塾大学),白樫了(東京大学),

西村伸也(大阪市立大学),宮崎康次(九州工業大学)

 

2.委員会活動

Ø  1回委員会

日時:200886日 900

  場所:横浜国立大学

出席:(6名)吉田,奥山,店橋,白樫,宮崎,浅野

内容:

1.今年度の活動計画について意見交換し,下記項目について委員会として対応することとした.

a.企画がスタートしているが,出版作業が停滞している出版物の状況確認

対象図書

◎ 熱・流体ビデオライブラリー

     ◎ 伝熱工学資料(第5版) 

b.出版委員会の役割の確認

出版委員会から出版および改訂を提案する場合の進め方

熱工学部門研究会や部門会員からの出版および改訂企画との位置づけ

c.出版の調査,企画

     ◎ 計算力学技術者(CAE技術者)の資格認定 の標準問題集

 固体力学分野と足並みをそろえる必要があるのではないか.

    熱流体力学分野単独で出版する場合についても,流体工学部門,計算力学部門とともに3部門で講習会を運営しており,部門間での調整が必要である.

 

Ø  メールによる調査結果の報告と意見交換

a.出版作業中の図書の状況確認

   「熱・流体ビデオライブラリー」 出版計画取り下げ,分科会解散

「機械技術者のためのエネルギー工学」(主査:吉田英生(京都大学)) 執筆,校正作業中

「機械工学関連科学技術のパイオニア」 出版計画取り下げ,分科会解散

「計測の不確かさ (改訂) 」(主査:笠木伸英(東京大学) 近々出版予定

「伝熱工学資料(改訂第5版)」(主査:西尾茂文(東京大学))近々出版予定

2007年度に出版分科会の設置,運営方針が改訂されており,出版企画する場合,著者,日程を慎重に検討した後,出版分科会の設置申請をする必要がある.

[変更点]1.出版分科会の設置期間,計画書の段階で承認を受けない限り,3年を限度,ただし,出版センターの審議を経て,一度に限り,期間を1年間延長可能, 

2.設置期間が過ぎても未脱稿の場合は,原則として,出版計画は中止する.

3.主査の意見を参考に,既投稿者に対する道義的責任の取り方を決定する.

  b.委員会のあり方,組織作りの検討

    2年を任期として,今年度新任の委員は残留することとし,その中から次年度委員会委員長候補として西村伸也先生(大阪市立大学)を選出した.また,新幹事を含む次期新任5名を,新委員長候補を中心に検討することとした.その際,委員選定には,伝熱,燃焼,熱物性等の専門分野のバランスにも配慮することとした.

以上