各種委員会報告
第85期 講習会委員会 活動報告

[委員長] 鶴田 隆治(九州工業大学)
[幹 事] 宮崎 康次(九州工業大学)

2008年度に開催する行事について検討し,昨年東京で実施されて好評であった「伝熱工学資料を教材とした熱設計の基礎と応用」を関西で行うこと,および第7回日韓熱流体工学会議のプレイベントセミナーを開催することとした.詳細は以下の通り.

1.講習会の企画
テーマ:伝熱工学資料(改訂第5版)の内容を教材にした熱設計の基礎と応用
開催日:2008年12月11日(木),12日(金)
会 場:大阪科学技術センター 405号室

内 容:電子機器をはじめ,あらゆる機器で小型化,高性能化が進み,機器の熱設計は重要になっています.2007年度に伝熱工学資料(改訂第5版)の主な改訂部分を中心として伝熱工学の基礎と応用を幅広く網羅する講習会が東京で開催され,好評を得ました.本年度は,2日間を基礎編と応用編に分けて初心者でも伝熱工学の概要を集中して学べるよう内容を整理し,改訂出版される『伝熱工学資料』を教材とし,初心者から実務経験者までを対象とした講習会を開催致します.

1日目(12月11日)
10:00~11:00  全体を見渡す話 西尾茂文(東京大)
11:10~12:40  対流伝熱の基礎 功刀資彰(京都大)
13:40~15:10  沸騰伝熱の基礎 大田治彦(九州大)
15:20~16:50  熱ふく射の基礎と初日のまとめ 牧野俊郎(京都大)

2日目(12月12日)
9:30~11:00 エネルギー機器における伝熱促進技術 武石賢一郎(大阪大)
11:10~12:40 熱設計応用  石塚 勝(富山県立大)
13:40~15:10 ヒートパイプ,振動型熱輸送管  望月正孝(フジクラ)
15:20~16:50 『伝熱工学資料』の付属ソフト(PCを用いた演習) 佐藤 勲(東工大))

[定員]50名
[参加費] 会員35,000円,会員外60,000円,学生会員18,000円,一般学生25,000円
(いずれも教材および『伝熱工学資料(改訂第5版)』1冊分の代金を含みます.)

当初は7月の実施を検討したが,伝熱工学資料(改訂版)の出版が間に合わないとのことで,12月に変更した.また,本講習会は関西支部との共催により実施の効率化を図ることとした.なお,講師は現時点での案であり,今後調整を進める予定である.


2.TFEC7(第7回日韓熱流体工学会議)プレセミナーの企画
10月に札幌で開催されるTFEC7(第7回日韓熱流体工学会議)の際に,プレセミナーを開催する.

テーマ:地球温暖化防止策〜アジアの環境保全は日本のエネルギー技術で!
開催日:2008年10月13日(月)13:00〜16:00 (TFEC7のRegistrationが始まる前の時間帯)
場 所:北海道立道民活動センター

スケジュール・講演内容:
12:30〜 受付開始
13:00〜14:00 「NEDOにおける省エネルギー技術戦略(仮題)」 
講師:小熊 正人 先生(NEDO省エネルギー技術開発部)
14:00〜15:00 「燃料電池技術開発の現状と課題(仮題)」 
講師:堀美 知郎 先生(大同工業大学)
15:00〜16:00 「水素の利用技術と熱物性」 
講師:高田 保之 先生(九州大学)

定 員:100名
参加費:TFEC7参加登録者および学生は無料,非登録者は2,000円

以上