宇宙工学部門
2009年度部門表彰と一般表彰の受賞者の紹介

 宇宙工学部門の2009年度部門賞と一般表彰スペースフロンティアの受賞者が決定し,表彰式が行われました.2009年11月1日に開催されました第17回衛星設計コンテスト最終審査会,並びに,2010年1月29日に開催されました第18回スペース・エンジニアリング・コンファレンスにおいて受賞者の紹介と表彰状の授与が行われました.以下に受賞者の方々を紹介します.

[部門賞受賞者]

業績賞 深津 敦 (独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)

深津氏は宇宙ステーション補給機の機械分野における企画・開発を通じて日本の宇宙工学の発展に貢献した.以上の業績について部門委員会で協議を行い,業績賞にふさわしいとの結論に至った.

宇宙賞 若田 光一(独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)

若田氏は宇宙飛行士として国際宇宙ステーションでの長期滞在およびその成果において宇宙工学の発展に貢献した.以上の業績について部門委員会で協議を行い,宇宙賞にふさわしいとの結論に至った.

[一般表彰受賞者]

スペースフロンティア(スペース・エンジニアリング・コンファレンス)
株式会社IHIエアロスペース HTVプロジェクトチーム(代表 中井 俊一郎)
三菱重工業株式会社HTVプロジェクトチーム(代表 河野 秀文)
三菱電機株式会社 HTVプロジェクトチーム(代表 中村 浩四)

上記プロジェクトチームは,宇宙ステーション補給機HTVの開発・製造を通じて日本の宇宙工学の発展に貢献した.以上の業績について部門委員会で協議を行い,スペースフロンティアにふさわしいとの結論に至った.

「スペースフロンティア(衛星設計コンテスト) 小惑星サンプル回収機「SPIDER」東京工業大学チーム
(石坂 和也,森下 拓往,高岡 峻一,大橋 太朗,北 晃治,山隅 允裕,中村 淳,宮嵜 哲郎)

第17回衛星設計コンテストにおいて,小惑星サンプル回収機「SPIDER」は次世代惑星探査機の一つの姿を概念設計したもので,特に優秀であり,スペースフロンティア にふさわしいとの結論に至った.