2011年度 宇宙工学部門賞・一般表彰等受賞者
宇宙工学部門
2011年度部門賞と一般表彰の受賞者の紹介
宇宙工学部門の2011年度部門賞と一般表彰スペースフロンティアの受賞者が決定し,表彰式が行われました.2011年11月12日に開催されました第19回衛星設計コンテスト最終審査会,並びに,2012年3月29日に開催されました宇宙工学部門新旧合同運営委員会において受賞者の紹介と表彰状の授与が行われました.以下に受賞者の方々を紹介します.
[部門賞受賞者]
宇宙賞
中須賀 真一(東京大学)
松永 三郎(独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)
宮崎 康行(日本大学)
学生衛星の創生期から小型学生衛星の設計を軸に学生の宇宙教育活動の中心的な役割を担い,多くの学生の指導を行って来た.同時に,海外の打ち上げロケットを利用した学生衛星打ち上げの機会を創出し,学生衛星開発の発展的な継続に,その指導者とし多大な貢献をし,その業績は高く評価できる.以上の業績について部門委員会で協議を行い,宇宙賞にふさわしいとの結論に至った.
[一般表彰受賞者]
スペースフロンティア(スペース・エンジニアリング・コンファレンス)
アルマ望遠鏡における高精度ACAアンテナ群「いざよい」開発チーム(代表 石黒 正人,井口 聖,稲谷 順司,齋藤 正雄,国立天文台)
本チームは,日米欧共同で人類史上最高のミリ波サブミリ波望遠鏡を目指すALMA計画において,ACA(アタカマ・コンパクト・アレイ)アンテナ16式を完成させた.前例のない高い周波数の電波で高い集光力をもち,高精度の駆動性能を備えたアンテナ群を実現し,宇宙研究における日本の地位向上に貢献した点を評価する.以上の業績について部門委員会で協議を行い,一般表彰スペースフロンティアにふさわしいとの結論に至った.
スペースフロンティア(衛星設計コンテスト)
微小デブリ環境モニタリング 九州大学チーム(代表 上津原 正彦 九州大学)
本チームは,第19回衛星設計コンテストにおいて,衝突検知型ダストセンサを搭載した微小デブリ環境測定用の相乗り小型副衛星を設計し,完成度の高い設計結果を提示するとともに,ミッションの実現性を示し,優秀な成績をおさめた.以上の業績について部門委員会で協議を行い,一般表彰スペースフロンティアにふさわしいとの結論に至った.