第101,102期  宇宙工学部門長

東京都市大学  渡邉 力夫

ご挨拶

・ 近年の宇宙産業では世界的に民間企業や大学の参画が増えてきており,人工衛星群によるインターネット通信サービスや宇宙旅行が実現するなど,宇宙工学がより身近になってきています.一方で,国家機関を中心として月や火星における有人探査計画などフロンティア精神に満ちあふれた挑戦的なミッションも活発化してきています.
・ これらの宇宙開発に必要な知識や技術は多岐にわたり,さまざまな分野の専門家が関わることとなりますが,ものづくりの中核を担うのは機械工学技術者であり,宇宙という極限環境に適応した開発設計ができる広い視野を持った技術者(エンジニア)が求められています.
・ 宇宙工学部門では,宇宙をキーワードにして機械分野を統合するために会員相互間の情報交換を促進するとともに,宇宙へ参画する学生や若手技術者の育成にも力を入れております.また,宇宙を対象とすることが当たり前となる時代に備えて幅広い学会・部門・分野と連携を取って参りたいと考えています.