ワークショップ・チュートリアル
日時: | 6月5日(木)9:30-16:00 |
場所: | メルパルク長野 |
参加資格: | robomec08に参加される方は,どなたでもご参加いただけます(無料). ワークショップ・チュートリアルに参加ご希望の方は参加登録のサイトから,事前のご登録をお願いします. |
- インデックス (カッコ内は開始時間です.詳細は各項目をご覧ください.) -
日時: | 6月5日(木)9:30-16:00 |
場所: | メルパルク長野 |
参加資格: | robomec08に参加される方は,どなたでもご参加いただけます(無料). ワークショップ・チュートリアルに参加ご希望の方は参加登録のサイトから,事前のご登録をお願いします. |
日時: | 6月5日(木) | 9:30-16:00 | |
場所: | メルパルク | 3F 白鳳2室 | |
地域交流ワークショップ 実行委員会: |
北沢俊二 | (長野県工業技術総合センター) | |
小口京吾 | (長野県工業技術総合センター) | ||
横道正和 | (長野県工業技術総合センター) | ||
岡野仁 | (広島県立総合技術研究所) | ||
朴忠植 | (大阪府立産業技術総合研究所) | ||
永田和之 | (産業技術総合研究所) | ||
神徳徹雄 | (産業技術総合研究所) | ||
鈴木慎一 | (北海道立工業試験場) | ||
藤原基芳 | (三重県科学技術振興センター) | ||
毛利謙作 | (高知県工業技術センター) |
共催: | 産業技術連携推進会議, 製造プロセス部会, プロセス技術分科会,生産情報・メカトロニクス研究会 |
参加費: | 無料 |
主旨: 全国から集まるロボメカ研究者・技術者の相互交流の機会を生かして、 情報交換や議論を行いたいと思います。各地域には、産地技術や農林水産 品、観光等の地域産業資源へのロボメカ支援研究事例をはじめ、特徴ある 産業集積から生まれた産学官連携や地域間連携による研究活動事例など、 地域ならではのロボメカ物語があります。 今回は、素晴らしい技術を有する長野県内の企業から研究・開発にまつ わる物語を、そして、地域課題に挑戦している全国の研究機関から、研究 に関する苦労、苦心、工夫など泥臭いことも含めて、成功、失敗にとらわ れず発表していただき、今後のロボメカ研究の発展と地域の活性につなが る知見を広げることを重視したフランクかつ有意義なワークショップにし たいと考えております。
(第1部 午前)『地域産業資源を支援するメカトロニクス』
■スケジュール: | |||
9:30−9:35 | ご挨拶 | ||
9:35−9:55 | 話題提供1 「オーバーラップブロックマッチングを用いた超解像の性能改善」 | ||
武久泰夫 氏 (長野県工業技術総合センター 情報技術部門) | |||
本研究では,監視カメラ等で撮影された映像の解析などへの応用が期待される,動画像系列を対象にした超解像の性能改善を行った。従来法では,ブロックマッチングを用いた階層的な動き補償を行っているが,その動き補償では質と量の両面において十分とはいえず,改良の余地を残していた。そこで本研究では,動画像符号化においてブロック境界のひずみを低減させる目的で使用されるオーバーラップブロック動き補償を,超解像に応用し,見かけ上の参照フレーム数が増加する効果により,その性能が向上することを示す。 | |||
9:55−10:15 | 話題提供 「アスパラガス収穫ロボットの開発」 | ||
田口喜祥 氏 (長崎県工業技術センター ) | |||
農工連携の研究課題の一つとしてアスパラガス収穫作業の軽労化を目的とした収穫ロボットの開発を総合農林試験場と共同で行っている。露地栽培と比較して単位面積あたり5倍の収穫量が望める半促成長期どり栽培で使用可能なアスパラガス収穫ロボットを提案し、要素技術の開発を行っている。これまでに試作したアスパラガス収穫ロボットのための移動台車、ロボットアーム、ビジョンセンサについて報告する。 | |||
10:15−10:35 | 話題提供 「化学プラントメンテナンスのための表面腐食劣化診断システムの開発」 | ||
竹囲年延 氏 (茨城県工業技術センター) | |||
茨城県工業技術センターと日立エンジニアリング・アンド・サービス及び筑波大学油田教授、千葉工業大学小柳栄次氏を中心にして、鹿島コンビナート施設内の三菱化学プラントを対象にした、化学プラントメンテナンスのための表面腐食診断システムの開発に取り組んでいる。腐食に関係があるとされる配管表面の保温材中の水分を、中性子源を用いて表面から検出するセンサの開発が行われた。並行して、そのセンサを持ち運び移動するシステムの開発に取り組んでいる。これら開発について報告する。 | |||
10:35−10:55 | 話題提供 「最適加工条件探索装置の開発」 | ||
小口京吾 氏 ( 長野県工業技術総合センター 精密・電子技術部門) | |||
長野県には難加工材の精密加工を得意とする企業が集積しているが、難加工材の品種は増え続ける一方であり、個々の品種対する最適な加工条件を探すことは容易ではない.そこで,長野県工業技術総合センターでは,このような地域企業を支援するため,中小企業庁・関東経済産業局による補助事業として,平成14〜16年度に亘り,切削試験を自動的に行い最適な加工条件を迅速に決定するための装置を、(株)エグロさんと共同で開発した. | |||
10:55−11:10 | 話題提供 「福祉分野へのメカトロニクス技術の応用」 | ||
朴忠植 氏 ( 大阪府立産業技術総合研究所) | |||
大阪府立産業技術総合研究所では、ロボット振興指針に基づき、中小企業への技術移転を目指した福祉分野へのメカトロニクス技術を応用した研究を行なっている。現在、行なっている段差乗り越え機構を有する歩行支援器ならびに筋・腱直結電動義手の開発について報告する。 | |||
11:10−11:50 | 招待講演 「マイクロファクトリの思考と実践」 | ||
岡崎祐一 氏 ( 産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門) | |||
生産物の小型化に相ふさわしく,製造機械や生産システムを小型化していくことにより,人と環境に優しく,軽快で迅速なものづくりを志向するマイクロファクトリの思想は,17年前に発表されて以来,各方面で研究開発がなされ,今や世界的な潮流にまでなろうとしている.中でもその活動を産業への実践という形でリードしているのは長野県テクノ財団におけるDTF研究会である.マイクロファクトリの意義から各方面の取り組み,そして国内外の動向までを紹介する . | |||
11:50−12:00 | 総合討論 |
(第2部 午後)『ロボティクス・メカトロニクスを支えるデバイス技術』
■スケジュール: | |||
13:00−14:00 | 特別講演 「諏訪地域産業の活性化と新産業の創出を目指して」 | ||
大橋俊夫 氏 ( 諏訪産業集積研究センター副会長) | |||
日本の工業集積を21世紀にむけて進化させる先駆的な取り組みが長野県諏訪地域に おいて全国の大学研究者と地域産業人によって進められている.2007年4月には これらの参加によって諏訪産業集積研究センターが発足し活動が始まっている.長野県諏訪地域という国内でも有数の工業集積地域のなかで製造業の衰退という状況に対し経済の活性化と産業の再構築を目指し活動している状況を報告する. | |||
14:00−14:30 | 話題提供 「起業 〜世界に貢献できるセンシング企業を目指して〜」 | ||
白鳥典彦 氏 (マイクロストーン株式会社 代表取締役社長) | 9年前自宅の小さな六畳間から、大きな夢を持ってマイクロストーン株式会社を創業させていただきました。多くの皆様、とりわけ長野県工業技術総合センターの皆様のご協力をいただき、今日を迎えております。モーションセンサ(ジャイロセンサ・加速度センサ)のコアデバイス開発から、それらを用いた自動車、FA装置、人体、ロボットの動作を検出し解析できるセンシング応用製品を自社内で開発・生産・販売まで一貫して参りました。この間に社員と共に体験させていただいた多くの成功・失敗体験談を含め発表させていただきます。 | ||
14:30−15:00 | 話題提供 「ハーモニックドライブの開発事例」(仮題) | ||
上海啓次 氏 ( 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 精機本部 技術部 マネージャー ) | 当社は、ハーモニックドライブをはじめとする減速装置や、制御技術までを融合したメカトロニクス分野における研究開発に取り組んでいます。これまでの開発物語や今後成長が期待される精密制御の分野での「技術」と「技能」の高次元の融合の実現に向けた研究開発の取り組みについてご紹介します。 | ||
15:00−15:30 | 話題提供 「同軸二重反転型一人乗りヘリコプターGEN H-4の開発ものがたり」 | ||
柳沢源内 氏 ( GEN CORPORATION取締役社長) | GEN H-4は長野県松本市にあるエンジニアリング・システム社にて開発されました。(現在は航空機部門のみ独立し、GEN CORPORATIONになっています)小型(Kogata)・軽量(Keiryo)・高性能(Kouseinou)と日本お得意の三拍子そろった純国産製品です。今までの長年の研究開発の苦労話についてご紹介します。 | ||
15:30−15:50 | 総合討論 |
「地域交流ワークショップ」に関する最新情報ページは以下になります.
http://staff.aist.go.jp/t.kotoku/mechatronics/events/workshop2008.html
日時: 6月5日(木) 13:00-16:00 場所: メルパルク 3F 白鳳3室 推進リーダ: 松元明弘 氏 (東洋大 工学部 機能ロボティクス学科教授) 大石芳孝 氏 (日本機械学会事務局)
対象: ロボティクス・メカトロニクス講演会2008の参加者 参加費: 無料
主旨: 社団法人日本機械学会は経済産業省の「産学連携製造中核人材育成事業」を通じて、メカトロニクス・ロボット分野の人材育成に取り組んでいる。本フォーラムでは,このプロジェクトの成果をメカトロニクス関係者に認識してもらうとともに,機械学会の教育事業への取り組み姿勢をアピールする.また,関係者との情報交換を通じて,問題点や解決策を議論する.
(第1部)『基調講演』
■スケジュール: | |||
(司会:田口裕也 氏) | |||
13:00−13:15 | 基調講演 「経済産業省の産業人材政策」 | ||
長嶋 繁 氏 ( 関東経済産業局 地域経済部 産業人材政策課 課長) | |||
13:15−13:30 | 基調講演 「長野県における中核人材育成(仮題)」 | ||
杉本公一 氏 ( 信州大工学部副学部長 教授) |
(第2部)『産学連携中核人材育成事業の推進状況』
■スケジュール: | |||
(司会:大石芳孝 氏) | |||
13:30−13:45 | 「日本機械学会における産学連携中核人材育成プログラム」 | ||
田口裕也 氏 ( 日本機械学会 能力促進開発機構 機構長) | |||
13:45−14:00 | 「人材育成教育と地域連携」 | ||
松村修二 氏 ( 群馬大学 イノベーションセンター客員教授) | |||
14:00−14:15 | 「 新しい人材育成と大学教育組織」 | ||
辰野恭市 氏 ( 名城大学 理工学部電気電子工学科 教授) | |||
14:15−14:30 | 休憩 |
(第3部)『役に立つ人材育成教育(パネルディスカッション)』
■スケジュール: | |||
(司会:松元明弘 氏) | |||
14:30−15:10 | 「パネラー講演」 | ||
塩幡宏規 氏 ( 茨城大学 工学部 教授) | |||
望月 修 氏 ( 東洋大学 工学部 教授) | |||
水垣善夫 氏 ( 九州工業大学 工学部 副学長・教授) | |||
高橋征生 氏 ( 日本機械学会) | |||
15:10−15:40 | 「討論」 | ||
塩幡宏規 氏 ( 茨城大学 工学部 教授) | |||
望月 修 氏 ( 東洋大学 工学部 教授) | |||
水垣善夫 氏 ( 九州工業大学 工学部 副学長・教授) | |||
高橋征生 氏 ( 日本機械学会) | |||
松村修二 氏 ( 群馬大学 イノベーションセンター客員教授) | |||
辰野恭市 氏 ( 名城大学 理工学部電気電子工学科 教授) | |||
他 | |||
15:40−15:45 | 「総括」 |
日時: | 6月5日(木) | 10:00-16:00 |
場所: | メルパルク | 3F 瑞鳳 |
対象: | ロボティクス・メカトロニクス講演会2008の参加者 |
参加費: | 無料 |
概要: すでにある程度OpenRTM-aistを使ったことがある方を対象としたWindows版OpenRTM-aist-0.4.2の講習会です.今回の講習会では,Windows版OpenRTM-aist(C++/Python)を対象としたコンポーネント作成の実習を行う予定です.OpenRTM-aistを予めご自分のノートPC上のWindowsへインストールした上でご参加ください.なお、実習ではC++は0.4.2, Pythonは0.4.1を使用しますので,お間違えのないようインストールをお願いいたします. 実習:約20名(ノートPCによる実習) 他に聴講を40名まで受け付けます.
■プログラム: 10:00-10:30 第1部:OMG標準準拠ミドルウエアOpenRTM-aistについて 講師:安藤慶昭 氏 ( 産業技術総合研究所) 概要:RTミドルウエアの 新しいリリース OpenRTM-aist-0.4.2の概要について解説します. 10:45−12:00 第2部:UMLを利用したRTコンポーネントの開発について 講師:坂本武志 氏 ( テクノロジックアート) 概要:オブジェクト指向の基本的な考え方,UML2の基本について解説するとともに,UMLモデリングツール PatternWeaver for RT-Middlewareを用いたRTコンポーネントの開発方法について解説します. 13:00−16:00 第3部:コンポーネント開発実習 講師:安藤慶昭 氏 ( 産業技術総合研究所 ) 概要:OpenRTM-aistでのコンポーネント作成方法を実際に体験していただきます. 【詳細はこちらをご覧ください】
日時: | 6月5日(木) | 10:00-11:10 |
場所: | メルパルク | 3F 白鳳1室 |
講師: | 小野寺 悟 氏 | (山洋電気) |
対象: | ロボティクス・メカトロニクス講演会2008の参加者 |
参加費: | 無料 |
概要: ACサーボモータは産業用ロボットや半導体製造装置など,様々な分野に使用されているが,そのACサーボモータの基本性能(速度-トルク特性,効率など)の向上変遷を概説すると共に,最新の小型ACサーボモータ製品における小型化,高性能化(高トルク・高速化,高効率化)について紹介する。
日時: | 6月5日(木) | 11:20-12:30 |
場所: | メルパルク | 3F 白鳳1室 |
講師: | 小山 順二 氏 | (ハーモニック・ドライブ・ システムズ 未来事業部 部長) |
対象: | ロボティクス・メカトロニクス講演会2008の参加者 |
参加費: | 無料 |
概要: ロボット用減速機として広く認知されているハーモニックドライブ(登録商標マーク)とサーボモータを一体化したアクチュエータについてその特徴と仕様及び選定方法の概要を説明致します。
日時: | 6月5日(木) | 13:30-14:40 | |
場所: | メルパルク | 3F 白鳳1室 | |
講師: | 北沢完治 氏 | (多摩川精機) |
参加費: | 無料 |
概要: 角度センサは回転制御を行うために必要不可欠な要素で、多くの場合モータと一体となって使われる。ロボット、工作機械、エレベータや、ハイブリッド自動車、電動パワステに使われるエンコーダおよびレゾルバを中心に最新技術を説明。
日時: | 6月5日(木) | 14:50-16:00 |
場所: | メルパルク | 3F 白鳳1室 |
講師: | 河野一俊 氏 | (潟Rガネイ) |
対象: | ロボティクス・メカトロニクス講演会2008の参加者 |
参加費: | 無料 |
概要: 空気圧を利用して各種制御機器をコントロールし駆動機器を作動させて、 生産ラインの機械装置の目的とする仕事をさせる構成要素部と構成した システムについて簡単に解説すると共に、将来的な空圧機器への期待を 述べる。
日時: | 6月5日(木) | 10:00-11:10 | |
場所: | メルパルク | 3F 白鳳3室 | |
講師: | 芝田宏靖 氏 | (上田日本無線株式会社) |
対象: | ロボティクス・メカトロニクス講演会2008の参加者 |
参加費: | 無料 |
概要: 組込みシステムの概要,特徴,ソフトウェア構造,開発手順,開発環境などを実例を含めて紹介する。また,近年,高機能化する組込みシステムに必要な安全性設計のポイントと適用事例,人材育成について概説する。
日時: | 6月5日(木) | 11:20-12:30 |
場所: | メルパルク | 3F 白鳳3室 |
講師: | 岡田恵也 氏 | (マイクロストーン株式会社) |
対象: | ロボティクス・メカトロニクス講演会2008の参加者 |
参加費: | 無料 |
概要: @モーションセンサの概要紹介。
Aその中で特に加速度センサ、ジャイロセンサについての原理及び種類、特徴等 の紹介。
Bモーションセンサを組み込んだシステムの概要紹介。
日時: | 6月5日(木) | 10:00-16:00 |
場所: | メルパルク | 3F 白鳳4室 |
対象: | ロボティクス・メカトロニクス講演会2008の参加者 |
参加費: | 無料 |
■スケジュール: 10:00−11:10 「行動発現の神経機構」 高草木薫 氏 ( 旭川医科大学 生理学第二講座) 概要: 動物には適応的な行動発現を可能にする仕組みが存在する.動物の歩行を例にとりながら,中枢神経系の構造と機能について概説する. 11:20−12:30 「行動制御における大脳基底核・皮質系の役割:脳機能イメージングからの知見」 花川 隆 氏 ( 国立精神神経センター神経研究所疾病研究第七部) 概要: 歩行運動から暗算に至るまで,基底核―皮質回路がヒトの幅広い行動に果たす役割について,脳機能イメージングによる知見を中心に紹介する. 13:30−14:40 「 運動制御システムの認知機能」 村田 哲 氏 ( 近畿大学医学部生理学第一講座) 概要: このチュートリアルのタイトルは認知機能から運動発現ということになっている.しかし,近年ミラーニューロンをはじめとして,運動制御システムそのものが認知機能に関っていることが示されている.脳内の運動制御と認知機能の共存について概観する. 14:50−16:00 「運動スキルの脳神経科学 -適応制御に関わる小脳機能-」 柳原 大 氏 ( 東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系身体運動科学研究室) 概要: 歩行にとらわれず、眼球運動、上肢の目標到達動作なども含めて,運動の適応性と小脳の機能について基礎的事項から説明する.