はじめに(目的と対象分野)

日本機械学会論文集は、一般社団法人 日本機械学会が発行する和文のオープンアクセスジャーナルで、オンラインで年12回発行されています。オンラインの記事は、掲載と同時に誰もが閲覧できます。

日本機械学会論文集は、自然を構成する基本法則の一つである力学の体系的な知識を高度化・統合し、資源的・環境的制約や経済性を考慮しつつ、安全安心で人間の夢に応えられる機械技術の具体的方策を提示することを目指しています。機械工学の全分野をカバーすべく12に集積したカテゴリー:「材料力学、機械材料、材料加工」、「流体工学、流体機械」、「熱工学、内燃機関、動力エネルギーシステム」、「機械力学、計測、自動制御、ロボティクス、メカトロニクス」、「マイクロ・ナノ工学」、「計算力学」、「設計、システム、製造」、「生体工学、医工学、スポーツ工学、人間工学」、「環境工学、産業・化学機械、システム安全」、「交通・物流」、「宇宙工学」、「法工学、技術史、工学教育、経営工学など」において、機械工学としての新規性と信頼性を有し,かつ独創性,萌芽的発展性,工学的・工業的有用性の何れかが顕著である研究論文を掲載しています。本誌で掲載する論文の種類は、原著論文のみになります。

本誌では、全ての論文についてシングル・ブラインド方式の査読を行っています。論文の出版は、COPE(出版倫理委員会)のガイドラインに基づいたワークフローによって行われています。

日本機械学会論文集が想定する読者は、研究者やエンジニアに限らず,機械工学に関心のある全ての人々であり、多様化・多層化する社会的ニーズに応えるものです。本誌は、機械工学の総合学術誌として世界の機械工学を牽引する学術誌となること、及び和文でこそ表現し得る日本的技術の伝承源となる雑誌であることに重きをおいています。

カテゴリとキーワード

本ジャーナルは以下の研究分野の論文を掲載しております.

カテゴリ 略称 担当部門・専門会議・推進会議
(キーワードへリンク)
材料力学,機械材料,材料加工
Solid Mechanics and Materials Engineering
SMM 材料力学部門 機械材料・材料加工部門
流体工学,流体機械
Fluids Engineering
FE 流体工学部門
熱工学,内燃機関,動力エネルギーシステム
Thermal, Engine and Power Engineering
TEP 熱工学部門 エンジンシステム部門 動力エネルギー部門
機械力学,計測,自動制御,ロボティクス,メカトロニクス
Dynamics & Control, Robotics & Mechatronics
DR 機械力学・計測制御部門 ロボティクス・メカトロニクス部門
マイクロ・ナノ工学
Micro / Nano Science and Technology
MN マイクロ・ナノ部門
計算力学
Computational Mechanics
CM 計算力学部門
設計,機素・潤滑,情報・知能,製造,システム
Design, Machine Element & Tribology, Information & Intelligent Technology, Manufacturing, and Systems
DMIMS 機素潤滑設計部門 設計工学・システム部門 生産加工・工作機械部門 生産システム部門 情報・知能・精密機器部門
生体工学,医工学,スポーツ工学,人間工学
Bio, Medical, Sports and Human Engineering
BMS バイオエンジニアリング部門 スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス部門
環境工学,産業・化学機械,システム安全
Environmental and Process Engineering, Safety
EPS 環境工学部門 産業・化学機械と安全部門
交通・物流
Transportation & Logistics
TL 交通・物流部門
宇宙工学
Space Engineering
SE 宇宙工学
法工学,技術史,工学教育,経営工学など
Law, History, Education and Management Engineering
LH 技術と社会部門 法工学専門会議

特集号の案内

機械学会論文集では下記の特集号への論文投稿を募集しております。ご投稿いただける場合は、原稿と著作権移譲書を準備の上、Editorial Managerより投稿ください。
重要:講演論文を日本機械学会論文集に投稿することが可能になりました!

原稿テンプレート Word版 : https://www.jsme.or.jp/publish/Japanese-conference-template.docx
LaTeX版:https://www.jsme.or.jp/publish/Japanese-template.zip
原稿注意書き: https://www.jsme.or.jp/publish/Japanese-conference-Template-mihon.pdf
著作権移譲書 : https://www.jsme.or.jp/publish/copyright.doc

設計工学とシステム工学のフロンティア2024

掲載予定: 2024年9月号 12月号
投稿受付開始: 2023年12月1日
投稿締切: 2024年3月31日 2024年4月22日
注意事項: 投稿の際は、セクション/カテゴリー『設計工学とシステム工学のフロンティア2024』 を選択し、投稿手続きをしてください。

本部門では、システム的に広範な知識を総合する設計工学の観点から,ものづくりやその設計において,直面する設計課題や将来を見据えた課題解決を幅広く扱っている。2023年9月に開催された設計工学・システム部門講演会(D&S2023)では160件の発表があり,その優れた講演論文を選び、特集号としたいと考えている。選ばれた論文著者には,講演会でのコメントや議論をベースとして加筆・修正を行っていただき、学術誌論文に相応しいものとしてから投稿していただき,その後査読を経て採択されたものを集めて特集号とする。

動力・エネルギーシステムの最前線2025

掲載予定: 2025年3月号
投稿受付開始: 2024年6月25日
投稿締切: 2024年9月30日
注意事項: 投稿の際は、セクション/カテゴリー『 動力・エネルギーシステムの最前線2025 (TEP)』 を選択し、投稿手続きしてください。

動力エネルギーシステム部門の中心的な研究討論会として第28回動力・エネルギー技術シンポジウムが2024年6月に開催された。本特集号では、本シンポジウムにおいて発表された研究成果のみならず、動力エネルギーシステム分野の最先端の研究から社会基盤を支える技術の最新トピックなど、幅広い分野の研究論文を募集する。

サプライチェーンの強靭化と生産能力の持続的安定化を目指して

掲載予定: 2025年4月号
投稿受付開始: 2024年3月4日
投稿締切: 2024年8月9日 2024年9月6日
注意事項: 投稿の際は、セクション/カテゴリー『サプライチェーンの強靭化と生産能力の持続的安定化を目指して』 を選択し、投稿手続きをしてください。

 日本国内では「2030年問題」として語られる生産年齢人口減少が進み,世界的には国際情勢の不安定化や脱炭素など,製造業に求められる変化はサプライチェーン全体に渡り激しさを増している.一方,技術面では大規模言語モデルの利用や,IoT活用~ERP刷新などによる情報の統合化が進み,経営から現場に至る各層で状況判断の高度化が可能になってきている.今後の生産システムには,定常時の最大効率化は当然ながら,非定常時に備えサプライチェーン全体のリスクを把握し,限られた人的資源の中で必要時に即効性のある対策を打てる能力が求められており,その実現には従来以上に多様で複合的な技術が必要である.  本企画では,こうした背景を踏まえて,生産システムに関係する研究論文を幅広く公募し,小特集として刊行するものである.特に,既存の研究領域にとらわれない内容,分野横断的な内容の研究論文の投稿も合わせて期待する.

機械力学・計測制御分野特集号2025

掲載予定: 2025年5月号
投稿受付開始: 2024年9月9日
投稿締切: 2025年1月12日
注意事項: 投稿の際は、セクション/カテゴリー『機械力学・計測制御分野特集号2025 (DR)』 を選択し、投稿手続きしてください。

機械力学・計測制御部門では,以前は毎年1回,部門全体の講演会であるD&D講演会終了後に特集号を企画しておりましたが,近年はD&D講演会に限定せず,本分野の研究成果を広くまとめる特集号として企画されるようになっております.これを踏まえ,D&D2024講演会はもとより,当部門登録者,ならびに機械力学・計測制御に近い分野の部門登録者の皆様にも呼びかけて,機械力学・計測制御分野での論文を幅広く募集したいと思います.皆様の奮ってのご投稿をお待ちしております.

設計工学とシステム工学のフロンティア2025

投稿受付開始: 2024年10月28日
掲載予定: 2025年9月号
投稿締切: 2025年3月31日
注意事項: 投稿の際は、セクション/カテゴリー『設計工学とシステム工学のフロンティア2025 (DMIMS)』 を選択し、投稿手続きしてください。

本部門では、システム的に広範な知識を総合する設計工学の観点から,ものづくりやその設計において,直面する設計課題や将来を見据えた課題解決を幅広く扱っている。2024年9月に開催された設計工学・システム部門講演会(D&S2024)では128件の発表があり,その優れた講演論文を選び、特集号としたいと考えている。選ばれた論文著者には,講演会でのコメントや議論をベースとして加筆・修正を行っていただき、学術誌論文に相応しいものとしてから投稿していただき,その後査読を経て採択されたものを集めて特集号とする。

TRANSLOG2024&J-RAIL2024

掲載予定: 2025年11月号
投稿受付開始: 2024年12月2日
投稿締切: 2025年5月31日
注意事項: 投稿の際は、セクション/カテゴリー『TRANSLOG2024&J-RAIL2024 (TL)』 を選択し、投稿手続きしてください。

交通・物流部門の研究発表講演会として,第33回交通・物流部門大会(TRANSLOG2024)ならびに第31回鉄道技術連合シンポジウム(J-RAIL2024)が2024年11月27日から11月29日に合同開催されます.TRANSLOGでは自動車,鉄道・新交通,航空・宇宙,船舶・海洋,昇降機,レジャー・遊戯施設,物流システム,荷役・搬送,建設機械など,交通・物流に関する幅広い研究発表を対象とした講演会です.また,J-RAILでは鉄道に係わる機械,電気,土木工学分野の異なる研究者や技術者が一堂に会して発表・討論を行う場を提供することを目的にした講演会です.特集号では,上記講演会で講演・ディスカッションを経た研究成果について,研究論文を募集します.

生産加工・工作機械の規範2024

掲載予定: 2025年12月号
投稿受付開始: 2024年11月19日
投稿締切: 2025年5月30日
注意事項: 投稿の際は、セクション/カテゴリー『生産加工・工作機械の規範2024(DMIMS)』 を選択し、投稿手続きしてください。

生産加工・工作機械部門が隔年で開催している「生産と加工に関する学術講演会」では,毎回120件にも及ぶ優秀な講演発表が行われます.本特集は,新しい研究動向を示す講演会の成果を,特集号の形で広く学会員に紹介することを目的とします.掲載候補論文は部門講演会での発表と,オーガナイザあるいは座長からの推薦をもとに選定し,生産加工・工作機械分野における新しい潮流として注目に値する研究成果を纏めた特集号を目指します.

お知らせ

2023年8月10日
機械学会論文集は、これまで原著論文のみを受付・掲載して参りましたが、日本機械学会学術誌(Bulletin of JSME)規定を改定し、レビュー論文も受付・掲載することとなりました。皆様からのご投稿を心よりお待ちしております。

2021年7月19日
機械学会論文集では、採択論文をCCライセンスを記載して掲載することとなりました。本ジャーナルで採用するCCライセンスはCC-BY-NC-ND(表示―非営利―改変禁止) 4.0国際ライセンスです。ライセンスの記載対象なる論文は2021年8月1日以降に投稿されました論文です。詳細につきましては、著作権、オープンアクセスと料金をご参照ください。

2021年7月13日
本会の講演会では発表者が講演論文集(J-STAGE等で公開)への掲載を選択できるようになりました.講演論文集へ掲載しない場合は,本会への著作権譲渡は必要はなく,日本機械学会論文集にも投稿が可能です.また,本会に著作権が譲渡された論文についても,学術誌投稿規定第3条の条件を満たすことにより日本機械学会論文集に投稿が可能となりましたので,どうぞ論文投稿をご検討ください.
参考:https://www.jsme.or.jp/publish/transact/collaboration.html

2021年7月13日
これまで講演会で発表された講演論文は特集号を組む場合しか日本機械学会論文集へ投稿できませんでしたが,投稿規定が改訂され特集号が企画されなくても論文投稿可能になりました.

規定書類

日本機械学会ジャーナル(日本機械学会論文集を含む)は以下の規定に従って運営されております:

最終更新日: 2023年8月3日

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