日本機械学会「機械遺産」 機械遺産 第112号
回転ずしコンベア機
-新しい食文化の創造-
今や国民誰もが知る「回転寿司」の主要装置である、現存最古の寿司コンベア機、および、初期型の寿司皿を載せるコンベア板である。
「回転寿司」の歴史は1958(昭和33)年4月に開業した「廻る元禄寿司」第1号店(大阪府布施市)に始まる。元禄寿司の初代社長白石義明は、すしの大衆化を目指し、ビール工場の製造ラインからヒントを得て、回転するコンベアに寿司皿を乗せ来客の前を循環させるというシステムを開発した。
対象とするのは、「元禄寿司」の堺東店(大阪府堺市)で現用中の1985(昭和60)年製造の寿司コンベア機、および元禄産業株式会社が保存する寿司コンベア機の初期型の『うろこ』あるいは『三日月』と呼ばれた独特な形状の寿司皿を載せるコンベア板である。
この回転するコンベアにより気楽で安価に寿司を食べるという新しい食文化は、今では他分野の外食産業にも波及して国内の津々浦々まで普及している。「回転寿司」という新しい食文化は海外でも広く導入され、彼はNewsweekによる「世界が尊敬する日本人100」の一人に選ばれている。
《写真提供:元禄産業株式会社》
非公開
元禄寿司 堺東店
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大阪府堺市堺区中瓦町2-2-14
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南海堺東駅から徒歩5分
非公開
元禄産業株式会社
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- 住所:
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〒577-0841
大阪府東大阪市足代1-12-1 - 電話:
- 06-6727-8209
- HPアドレス:
- http://www.mawaru-genrokuzusi.co.jp/
- 交通機関:
-
近鉄布施駅から徒歩5分