認定に至る経緯

これまでの日本機械学会「機械遺産」認定に至る経緯を簡単に記録する。

2005年 5月 :
第83期(2005年度)第1回評議員会において、創立110周年記念事業委員会の設置を承認。
7月 :
第1回創立110周年記念事業委員会を開催し、創立110周年記念事業の一つで、日本の誇る歴史的遺産の認定を行うた め、機械遺産小委員会を設置。
11月 :
第1回小委員会開催。認定に向けたスケジュール、理事会で検討中の「歴史的遺産」指定基準確認、選定のカテゴリー・選定 年代の区切り・選定数を議論、以下の結論に。
(1)選定するカテゴリー:昭和30年代の本会部門委員会区分、機械工学便覧等の項目参考。
(2)選定年代の区切り:第二次世界大戦後(昭和30年頃まで)を目安。
(3)選定数:カテゴリーの網羅を前提に「30」を目途に選定。
12月 :
第2回委員会開催。選定スケジュール確定、監修委員会設置、「機械遺産」(英訳:Mechanical Engineering Heritage)認定基準(案)提案、現行基準に、Site, Landmark, Collection, Documentsの追加を庶務理事会に提案。
2006年 3月 :
第3回委員会開催。「機械遺産」認定基準(案)は庶務理事会で承認、本会理事会での説明実施へ、会員・支部・部門向けに 機械遺産候補推薦を学会誌2006年5月号に掲載、機械遺産候補推薦期限を2006年7月末と決定。
6月 :
第4回委員会開催。本会理事会で日本機械学会「機械遺産」認定基準承認。
「機械遺産」認定は、機械の日・機械週間(2007年8月1日~7日)で実施、認定証交付とパネル展示を行う。
8月 :
第5回委員会開催。本会100周年時認定「機械記念物」の再認定を検討、本事業の継続性から「機械遺産」への読替えを考 慮、認定後の「機械遺産」の移設・廃棄等への対応検討。
9月 :
第6回委員会開催。「機械遺産」第一次候補検討。
10月 :
第7回委員会開催。「機械遺産」第一次候補、再調査候補選出作業実施、現認作業担当者決定、監修委員候補者検討。
11月 :
第8回委員会開催。監修委員会提出の「機械遺産」候補推薦書検討。
2007年 2月 :
第1回監修委員会開催。「機械遺産」候補提案に至る経過説明、選定・評価基準確認、候補の内容説明。
3月 :
第2回監修委員会開催。「機械遺産」候補の審議。推薦候補全てを了承。
4月 :
第9回小委員会開催。第1回監修委員会結果報告、認定式向け諸準備開始。
6月 :
第10回小委員会開催。学会創立110周年記念事業委員会への報告準備。
7月 :
学会創立110周年記念事業委員会開催。機械遺産小委員会からの候補25件を承認し、本会理事会に提案。本会理事会で承 認、「機械遺産」25件確定。機械の日(8月7日)に「機械遺産」認定証交付準備
8月 :
機械の日に「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
9月 :
技術と社会部門に機械遺産候補選定のための機械遺産委員会設置。
2008年認定機械遺産候補推薦期間を2007年9月より12月20日と決定。
10月 :
第1回機械遺産委員会開催。
12月 :
第2回機械遺産委員会開催。「機械遺産」第一次候補検討。
2008年 2月 :
第3回機械遺産委員会開催。第一次候補の調査報告結果審議。
第二次候補の検討。
3月 :
「機械遺産」候補の最終審議。候補6件と決定。
4月 :
第1回監修委員会開催。「機械遺産」候補提案に至る経過・現認状況説明。
候補の内容説明。「機械遺産」推薦候補6件全てを了承。認定対象文言変更を検討。
5月 :
理事会にて2008年認定「機械遺産」候補6件全てを承認。認定対象文言変更を承認。
7月 :
2009年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2008年9月30日)。
8月 :
機械の日に「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
9月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。
10月 :
第1回機械遺産委員会開催。
12月 :
第2回機械遺産委員会開催。
2009年 3月 :
第3回機械遺産委員会開催。推薦候補6件を決定し、庶務理事会へ報告。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 三輪修三)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の 結果「機械遺産」推薦候補6件全てを了承。
5月 :
理事会にて2009年認定「機械遺産」候補6件全てを承認。
6月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2010年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2009年9月30日)。
8月 :
機械の日に「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
9月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。
10月 :
第1回機械遺産委員会開催。
12月 :
第2回機械遺産委員会開催。
2010年 3月 :
第3回機械遺産委員会開催。推薦候補6件を決定し、庶務理事会へ報告。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 三輪修三)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の 結果「機械遺産」推薦候補6件全てを了承。
理事会にて2010年認定「機械遺産」候補6件全てを承認。
6月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2011年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2010年9月30日)。
8月 :
機械の日に「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
9月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。
10月 :
第1回機械遺産委員会開催。
2011年 1月 :
第2回機械遺産委員会開催。
3月 :
第3回、第4回機械遺産委員会開催。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 長島昭)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の結 果「機械遺産」推薦候補7件全てを了承。
理事会にて2011年認定「機械遺産」候補7件全てを承認。
5月 :
第5回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2012年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2011年9月30日)。
8月 :
機械の日に「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
9月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。
10月 :
第1回機械遺産委員会開催。
2012年 1月 :
第2回機械遺産委員会開催。
3月 :
第3回機械遺産委員会開催。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 長島昭)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の結 果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2012年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2013年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2012年9月28日)。
8月 :
機械の日に「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
9月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。
10月 :
第1回機械遺産委員会開催。
2013年 1月 :
第2回機械遺産委員会開催。
3月 :
第3回機械遺産委員会開催。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 長島昭)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の結 果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2013年認定「機械遺産」候補全てを承認。
5月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2014年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2013年9月30日)。
8月 :
機械の日に「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
9月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。
10月 :
第1回機械遺産委員会開催。
11月 :
第2回機械遺産委員会開催。
2014年 1月 :
第3回機械遺産委員会開催。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 長島昭)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の結 果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2014年認定「機械遺産」候補全てを承認。
5月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2015年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2014年9月30日)。
8月 :
機械の日に「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
9月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。
10月 :
第1回機械遺産委員会開催。
11月 :
第2回機械遺産委員会開催。
2015年 2月 :
第3回機械遺産委員会開催。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 長島昭)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の結 果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2015年認定「機械遺産」候補全てを承認。
5月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2016年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2015年9月30日)。
8月 :
第5回機械遺産委員会開催。年度の総括、新年度委員会構成検討。
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
9月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。
11月 :
第1回機械遺産委員会開催。
12月 :
第2回機械遺産委員会開催。
2016年 2月 :
第3回機械遺産委員会開催。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 長島昭)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の結 果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2016年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2017年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2016年9月30日)。
8月 :
第5回機械遺産委員会開催。年度の総括、新年度委員会構成検討。
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
10月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。
第1回機械遺産委員会開催。
12月 :
第2回機械遺産委員会開催。
2017年 2月 :
第3回機械遺産委員会開催。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 長島昭)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の結 果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2017年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2018年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2017年9月29日)。
8月 :
第5回機械遺産委員会開催。年度の総括、新年度委員会構成検討。
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
10月 :
理事会より技術と社会部門に機械遺産候補選定を依頼し、同部門は選出のための「機械遺産委員会」を設置。 第1回機械遺産委員会開催。
12月 :
第2回機械遺産委員会開催。
2018年 2月 :
第3回機械遺産委員会開催。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 藤江正克)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の 結果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2018年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2019年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2018年9月28日)。
8月 :
第5回機械遺産委員会開催。年度の総括、新年度委員会構成検討。
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
10月 :
第1回機械遺産委員会開催。
12月 :
第2回機械遺産委員会開催。
2019年 2月 :
第3回機械遺産委員会開催。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 藤江正克)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の 結果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2019年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回機械遺産委員会開催。認定資料等確認。
7月 :
2020年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2019年9月27日)。
8月 :
第5回機械遺産委員会開催。年度の総括、新年度委員会構成検討。
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
11月 :
第1回委員会開催。申請書類の書類審査による1次スクリーニング。
12月 :
第2回委員会開催。委員の比較調査結果を踏まえて2次スクリーニング、現認調査対象を選定。
2020年 2月 :
第3回委員会開催。委員の現認調査の結果を踏まえて最終選考、監修委員会に提案。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 藤江正克)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の 結果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2020年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回委員会開催:認定解説資料作成。
7月 :
2021年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2020年9月25日)。
8月 :
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
10月 :
第1回委員会開催。申請書類の書類審査による1次スクリーニング。
12月 :
第2回委員会開催。委員の比較調査結果を踏まえて2次スクリーニング、現認調査対象を選定。
2021年 2月 :
第3回委員会開催。委員の現認調査の結果を踏まえて最終選考、監修委員会に提案。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 藤江正克)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審議の 結果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2021年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回委員会開催:認定解説資料作成。
7月 :
2022年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2021年9月24日)。
8月 :
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
11月 :
第1回委員会開催。申請書類の書類審査による1次スクリーニング。
12月 :
第2回委員会開催。委員の比較調査結果を踏まえて2次スクリーニング、現認調査対象を選定。
2022年 2月 :
第3回委員会開催。委員の現認調査の結果を踏まえて最終選考、監修委員会に提案。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 藤江正克)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審 議の 結果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2022年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回委員会開催:認定解説資料作成。
7月 :
2023年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2022年9月23日)。
8月 :
第5回機械遺産委員会開催。年度の総括、新年度委員会構成検討。
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
10月 :
第1回委員会開催。申請書類の書類審査による1次スクリーニング。
12月 :
第2回委員会開催。委員の比較調査結果を踏まえて2次スクリーニング、現認調査対象を選定。
2023年 2月 :
第3回委員会開催。委員の現認調査の結果を踏まえて最終選考、監修委員会に提案。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 藤江正克)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審 議の 結果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2023年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回委員会開催:認定解説資料作成。
7月 :
2024年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2023年9月22日)。
8月 :
第5回機械遺産委員会開催。年度の総括、新年度委員会構成検討。
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与。
2024年 2月 :
第3回委員会開催。委員の現認調査の結果を踏まえて最終選考、監修委員会に提案。
4月 :
機械遺産監修委員会(委員長 佐々木直哉)開催。機械遺産委員会より機械遺産候補の提案に至る経過・現認状況説明。審 議の結果「機械遺産」推薦候補を了承。
理事会にて2024年認定「機械遺産」候補全てを承認。
6月 :
第4回委員会開催:認定解説資料作成。
7月 :
2025年度「機械遺産」候補推薦募集開始(締切2024年9月20日)。
8月 :
第5回機械遺産委員会開催。年度の総括、新年度委員会構成検討<予定>。
機械の日「機械遺産」認定証及び感謝状授与<予定>。

《機械遺産選定のカテゴリー》

1…工作機械
11 工作機械(切削加工)
12 工作機械(塑性加工)
19 その他の工作機械
2…動力・エネルギー機械
21 外燃機関
22 内燃機関
23 流体機械
24 発電機・電動機
29 その他の動力機械
3…交通機械
31 自動車
32 鉄道
33 船
34 航空機
35 自転車
39 その他の交通機械
4…産業機械1
41 製鉄製鋼機械
42 鋳造機械
43 鉱山機械
44 食品製造機械
45 木工機械
46 繊維機械
47 製紙機械
48 印刷機械
49 化学機械
5…産業機械2
51 農林水産機械
52 土木建設機械
53 医療機械
54 窯業機械
55 電気機械
56 荷役・運搬機械
59 その他の産業機械
6…測定器・実験機器
61 測定器・試験器
62 実験機器
63 設計機器
64 機械時計・計算器
65 光学機器
69 その他の測定器・実験機器
7…機械構造物
71 工場システム
72 橋
79 その他の機械構造物
8…機巧・機械要素
81 からくり
82 機械要素
89 その他の機巧
9…その他の資料
91 その他の資料