深層断面 JSME EDITION
電力融通、連系線増強で円滑化
日刊工業新聞 深層断面
JSME EDITION
再生エネを広域取引
一般送配電事業者のエリア間を結ぶ地域間連系線の増強が各地で進んでいる。供給区域を越えて電力融通が可能になることから、これまでも電力需要の拡大に合わせて増強してきた。電力不足時のバックアップ体制の強化のみならず、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を見据えた再生可能エネルギーの大量導入への対応も欠かせない。電力融通を円滑化する連系線の重要性が高まっている。
「関ケ原北近江線」整備
日本の電力系統は地理的制約から電力会社単位での電源開発と送変電設備の整備が進んだ。そのため当初、地域間連系線は補完的な位置付けだった。その後、大規模な電源開発とともに、多くの連系線が増強されてきた。
キーワード:深層断面 JSME EDITION
表紙:経年変化してグラデーションに紙焼けをした古紙を材料にコラージュ作品を生み出す作家「余地|yoti」。
古い科学雑誌を素材にして、特集名に着想を受け、つくりおろしています。
デザイン SKG(株)
表紙絵 佐藤 洋美(余地|yoti)