特集 建設機械の最新動向
NEDO 事業水素燃料電池ショベル開発
はじめに
国が掲げるグリーン成長戦略の中で建設施工分野も2050年カーボンニュートラルに向けた取組みが示されている。建設施工分野においては、動力源を抜本的に見直した革新的建設機械(電動、水素、バイオなど)の認定制度を創設し、導入・普及を促進し、2050年頃には国交省直轄事業における使用原則化も検討するとされている(1)。コベルコ建機では油圧ショベル、クローラクレーンなどの建設機械を製造販売しており、2050年カーボンニュートラルに向けて当社としてもゼロエミッション機のバッテリ駆動ショベルや水素燃料電池ショベルの研究開発を実施している。水素燃料電池ショベルの研究開発は2021年度より国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けて着手しており、本稿ではこの水素燃料電池ショベルの開発について紹介する。
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