技術のみちのりー日本機械学会賞受賞技術の開発物語ー
ノイズの山からターゲットの振動を掘り起こせ!
2023年度学会賞(技術)
「高精度振動センサと精密リサージュ図形描画法の開発」
ニーズを探して
振動計測は機械の異常を早期に発見することができるため、装置のメンテナンスや入れ替え時期などを把握する装置診断技術に役立てられている。2021年11月、セイコーエプソン(株)は高精度の3軸デジタル振動センサ(図1)と振動を可視化する精密リサージュ図形描画法を開発した。これらは日立造船(株)の協力の下で作られた。
(左)M-A542VR10(防塵防水タイプ サイズ:65×60×30mm)
(右)M-A342VD10(組込タイプ サイズ:48×24×16mm)
図1 3軸デジタル振動センサ
キーワード:技術のみちのり