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2024/7 Vol.127

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Myメカライフ

高効率なガスタービン開発への貢献に至る道のり

関 亮介〔三菱重工業(株)〕

この度は「高効率で広作動域を有する発電用ガスタービン圧縮機の開発」というテーマで日本機械学会奨励賞(技術)を受賞したことに際し、執筆の機会をいただきました。これまで流体工学やターボ機械に携わってきた経験を振り返りつつ、研究テーマへの想いや今後の目標について紹介させていただければと思います。

私は、答えが一つに求まる数学の美しさが好きで理系に進み、機械科へと進級したあと、流体力学の授業で、その面白さに魅了されました。例えば、ミレニアム懸賞問題としても有名な、流体力学の基礎方程式であるNavier-Stokes方程式の解の存在と一意性はいまだに解決されていません。そういった謎が多く、難しい部分に惹かれ、少しでも自分で理解したい、目に見えない流れをもっと理解したい、と思うように至ったと思います。

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