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2024/4 Vol.127

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大田の町工場が狙う次世代のものづくり

サーフェス形状探索システム「ORIFACE」

石松 慎太郎〔(株)OUTSENSE〕

「折り工学」を用いた機能と製造を考慮したサーフェス形状の最適化

(株)OUTSENSE

概要

折り工学を用いた新しい形状探索システムの実現

当社が開発した「ORIFACE」は、数ある折りパターンの中から要求に合うモノの表面構造(サーフェス形状)を探索するシステムである。本システムは紙を折ったときに生まれる幾何学的パターンに特化しており、その折りパターンをサーフェスに応用することで、製品に対して折り畳み性や衝撃吸収性、吸音性など、さまざまな機能を付与することが可能となる。

本システムでは、紙を折った時の幾何学的パターンを応用しているが、形状の探索対象は紙だけでなく、樹脂や金属など多様な材料が含まれる(図1・2)

当社では、このサーフェス形状探索システム「ORIFACE」を用いて、製品の表面構造を探索し、工学的な用途へ応用することで、製品課題の解決や新製品の研究開発支援を行っている。

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