日本機械学会サイト

目次に戻る

2024/3 Vol.127

バックナンバー

大田の町工場が狙う次世代のものづくり

屋内外対応 人流把握カメラカウンターシステム

千葉 浩介・田中 保三〔(株)瀧口製作所〕

人の流れをカウント、密となる状況を予測し、
安心• 安全の見える化を実現
(株)瀧口製作所

概要

人手で数えていた出入の人数を自動化しリアルタイムに表示

本製品は、テーマパークなどで入場者を自動カウントすることができるカメラシステム(図1)である。設置場所の制約や機能の要望に応える製品を低廉な価格で実現するため、組み込みCPUなど汎用のシステムをうまく組み合わせ、1台のカメラしか用いないにもかかわらず、独自のアルゴリズムで十分な精度を有する。

カメラカウンターシステムでは、設置したカメラからの映像をコンピュータで処理して画面上で指定した出入口を通過した人数をカウントし、そのカウントした人数データを計算した結果をサイネージにリアルタイムに表示する。

これまでの方法では手動カウントによって、各出入口で入った数と出た数をそれぞれまとめ、両方を足した結果の人数を毎回計算しないとリアルタイムな人数にならなかった。そのため、受付などで他の対応をしながら行うか、別途専任の人が必要となっていた。

本製品では、カメラカウンターシステムを複数設置することで出入口各所のカウントを行えるほか、連携してサイネージ表示可能となるため、上記の手間を軽減することができる。

会員ログイン

続きを読むには会員ログインが必要です。機械学会会員の方はこちらからログインしてください。

入会のご案内

パスワードをお忘れの方はこちら

キーワード: