特集 木材利用に関する展望
水戸市民会館市民の集うリビングのような場所をめざして
計画概要
市民会館の再生と市民の活動の場の創出
2023年7月2日、水戸市の中心部に新たな市民会館が開館した。東日本大震災で被災した旧市民会館を建て替えた施設として、12年ぶりに市民の活動の場が復活したのである。江戸時代から目抜き通りとして栄えた国道50号の商店街の一角に敷地を移し、衰退しつつある中心市街地にかつての賑わいを再び創り出すという大きな課題とともに、2016年に開催した公募型プロポーザルコンペの実施策である。城跡からほど近いJR水戸駅から1.5kmほど西に位置する敷地は、国道を挟んだ南側に京成百貨店、北側に磯崎新氏が設計した水戸芸術館と向かい合う。
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