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2024/2 Vol.127

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特集 木材利用に関する展望

木造建築の今とこれから

松崎 裕之〔(株)竹中工務店〕

はじめに

世界各地で高層木造建築が建設され、大きな潮流を生みだしている。循環型資源である木材はCO2固定能力を有し、気候変動対策・脱炭素社会・SDGs達成には欠かせない資源・材料である。この流れを受け、日本でも高層木造建築が注目を集めている。それは2050年カーボンニュートラルの実現へ向けた取組みのひとつであり、日本の社会課題である森林荒廃・林業衰退に対するソリューションにもなる。

国土の3分の2が森林であり、戦後の拡大造林政策による植林が伐期を迎え、国産木材需要の拡大が国の重要施策でもある。以下、木造建築の今とこれからについて説明する。

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