技術ロードマップから見る2030年の社会
第12回(最終回) 自動運転技術で見た分野横断の技術ロードマップ
緒言
P-SCC14「自動運転に関する分野横断型分科会」は、日本機械学会の部門横断活動を強化するために2015年4月に発足した。分科会活動期間は2年間であるため、2017年4月にATS18-08「自動運転に関する分野横断型研究会」に受け継がれて活動を継続中である。
そこでは、30年後の自動運転製品開発プロジェクトを試行することにより、企業の視点に基づいた部門横断活動をおこなっている。自動運転製品としては、自動車のみならず船舶、航空機、鉄道、鉱山機械、建設機械、農業機械、昇降機、ドローンなど多岐に亘っている。委員は全部門から募集し、13部門1専門会議から48名の参加を得た。幹事部門は、交通・物流部門である。
自動運転は、革新的な技術であって、社会受容にはかなりの困難が予想されている。社会受容において重要な安全と信頼性をいかに保障していくかが問われている。
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