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2023/10 Vol.126

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技術ロードマップから見る2030年の社会

第10回 ロボティクス・メカトロニクス

柳原 好孝〔東急建設(株)〕・藤井 正和〔(株)IHI・三宅 徳久(国立研究開発法人理化学研究所)〕

ロボティクス・メカトロニクス分野

趣旨

ロボティクス・メカトロニクス部門では、2012年度から2013年度にかけて新たな「技術ロードマップ」の作成を実施し、2014年度にはこのロードマップのローリングを行った。ローリングでは「ロボット新戦略」(1)と整合を取りつつ、「製造分野」「サービス分野」「特殊環境分野」についてロードマップを新たに書き加えた。

2015年度には「製造分野」で三品業界と呼ばれる食品・医薬品・化粧品業界を選んだ。また「サービス分野」では、医療福祉・生活支援として範囲を拡大した。「特殊環境分野」では、インフラ維持管理を対象にロードマップを示した。

その後、第5期科学技術基本計画(平成28年1月22日閣議決定)(2)において、我が国が世界に先駆けて実現すべき未来社会(超スマート社会:Society5.0)として初めて提唱され、現在の施策に影響を及ぼしている。

今回改めて、この2016年度の「技術ロードマップから見る2030年度社会」でまとめたこれら分野の現状について順に示していく。

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