経済で読み解く機械産業
第4回 強さを保つ産業機械の国際競争力
ボイラ・原動機、化学機械、金属加工機械など産業機械は大型の受注品が主体で一般の人には身近なものではないため話題になることは多くはない。しかしながら産業機械の国際競争力は比較的強く、輸出も多い。その隠れた国際競争力を探る。
産業機械の国際競争力の考え方
国際競争力というと自動車、鉄鋼、工作機械などで強いことが知られている。あまり話題にはならないが、産業機械の国際競争力も比較的強い。ボイラ・原動機、化学機械、風水力機械、金属加工機械など製品が多岐にわたり、大型で個別受注品が多く、身近な製品は少ない、そして統計を公表する機関によりその製品の範囲がまちまちで産業の中身がはっきりしないため、国際競争力にまで話題が及ぶことは少ない。
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