経済で読み解く機械産業
第2回 機械産業のGDP、雇用に占める位置
機械産業はGDP(国内総生産)の9%を稼ぎ、就業者では6%を占める。意外に構成比が小さいとの印象を持たれる人が多いかと思うが、産業構造のサービス化(第3次産業化)の中で製造業の構成比は低下し2割にとどまっているのが実情だ。しかし、機械産業はGDPの構成比が就業者でみた構成比の1.5倍にもなり、機械産業の生産性は製造業平均の生産性を1割以上上回り、産業全体に対しては1.5倍の水準にある。
国内総生産からみた機械産業
表1は国内総生産から見た産業別構成比の内訳とその推移を示したものである。
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