日本機械学会サイト

目次に戻る

2021/12 Vol.124

機構模型

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

歯車を用いた往復運動

年代未詳/真鍮、鉄、木製台座/H250, W400, D300(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵

工科大学もしくは工学部の備品番号「工キ學ニ二一〇」の木札付。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きのものを含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機構模型が現存する。

上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

[東京大学総合研究博物館]

バックナンバー

Withコロナのノウハウ

コロナ禍のインターンシップ・採用活動

Withコロナのノウハウ-採用活動編-

 

採用活動への影響

2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大により、採用活動においても、試行錯誤をしながら進めることとなった。採用活動やインターンシップにおける感染症対応を通じて、「交流」や「働くイメージを伝える」ことを意識して取り組んだ。

当社はプラスチック製造機械を主とした産業機械と大型鋳鍛鋼品を製造しており、工場内で研究開発/設計/製造まで一貫生産体制をとっているため、出勤が必須の環境にある。2020年からの新型コロナウイルス感染症への対応としては、会社として一番は従業員を守ること、そして供給責任として生産を停止せず、納期どおりに出荷することであった。当社のお客様は、自動車、家電から医療機器、生活必需品までさまざまな商品を生産されており、供給を止めないことは社会的責任でもあると認識している。

2020年初めは、社会全体でも今ほど感染対策への知識がない中で、感染者を出さない、クラスターを発生させないための感染対策を手探り状態で行った。採用活動への影響も甚大で、2020年の夏・冬のインターンシップは実施自体も躊躇われた。

これまでのインターンシップでは、学生に現地に来て実際に現場を見てもらい、多くの社員から説明や話を聞いてもらい、さらに食事会での交流を通じて、「肌で現場を感じてもらう」リアル感を大切にしていたが、これらが全くできない事態となった。

しかし、このリアル感にこだわっていたからこそ何とか実現できる方法を検討した。参加者を感染拡大地域以外からに限定し、さらに2週間前からの体温・行動履歴を提出することを条件に、実施することとなった。実際に提出された行動履歴から遊園地やコンサートに行かれた方にはご遠慮いただくこともあった。加えて、1回あたりのインターンシップ参加人数を制限するなどの感染対策を講じることで、何とか実施にこぎ着けることができた。

会員ログイン

続きを読むには会員ログインが必要です。機械学会会員の方はこちらからログインしてください。

入会のご案内

パスワードをお忘れの方はこちら

キーワード: