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2021/11 Vol.124

機構模型

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

機関車模型

年代未詳/ボールドウィン社製/フィラデルフィア(米)/真鍮、鉄、木製台座/

H250, W610, D180(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵

「Baldwin Locomotive Works Philadelphia, USA Compound Locomotive Cylinder and Valve Gear S.M.Vauclains Patents 4o6o11, 4o6o12, 471836」の金属プレート付。このような模型が近代化の進められた機械学教育に用いられた。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きの機構模型を含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機器が現存する。

上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

[東京大学総合研究博物館]

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研究ストーリー

展開と継続を楽しむ

 

2020年度日本機械学会賞(論文)

「Sterilization in liquids by air plasma under intermittent discharge」

Kairi MURAMATSU, Takehiko SATO, Tomoki NAKAJIMA, Toshikatsu NAGASAWA, Tatsuyuki NAKATANI, Shigeru FUJIMURA

DOI: 10.1299/mej.19-00431

このたびは日本機械学会賞(論文)を頂きまして大変光栄に存じます。

皆さんは、2003年にアジアやカナダを中心に広がったSARSを覚えておられるでしょうか。当時、私は熱プラズマ流から大気圧低温プラズマ流の研究にシフトし始めていたところであり、シックハウス症候群の原因物質である揮発性有機化合物(VOC)の分解に取り組んでいました。しかし、SARSの状況を見て、プラズマを感染症の予防に使えないだろうかと考えたのが、そもそものプラズマ殺菌の研究の出発点となりました。当時、大気開放で低温のプラズマを広い範囲に照射する方法は提案されてはいましたが、まだまだ発展の余地がありました。

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