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2021/11 Vol.124

機構模型

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

機関車模型

年代未詳/ボールドウィン社製/フィラデルフィア(米)/真鍮、鉄、木製台座/

H250, W610, D180(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵

「Baldwin Locomotive Works Philadelphia, USA Compound Locomotive Cylinder and Valve Gear S.M.Vauclains Patents 4o6o11, 4o6o12, 471836」の金属プレート付。このような模型が近代化の進められた機械学教育に用いられた。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きの機構模型を含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機器が現存する。

上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

[東京大学総合研究博物館]

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Withコロナのノウハウ

新型コロナ禍と関西支部の活動 -メカボケーション事業編-

Withコロナのノウハウ-支部活動編-

いまだ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍の渦中にあり、世界規模で総ての対面活動に制約がかかっている。日本機械学会関西支部の活動も然りであり、特に本支部の主要事業の一つ、MECHAVOCATION(メカボケーション)について、「コロナ」が騒がれ始めた2020年初頭からの経緯と一連の取り組みを当事者の一人として紹介する。

メカボケーション事業とは

メカボケーションとは「機械」を天職とする人々の集いを意味する関西支部独自の造語である。その事業の眼目は「機械系学生と企業を結ぶ技術情報誌 MECHAVOCATION」の発刊にある(最新刊:第28巻、令和2年11月発行)。メカボケーション事業が企画された背景や開始からの経緯は文献(1)に詳しいが、1993年以来、関西に拠点を置く機械系の企業、学生、学校(大学、短大、高専)の交流する場を連綿と提供し続けている。その間、さまざまな創意工夫と拡充が図られ、現在では毎年、技術情報誌の刊行だけでなく、それに付帯する4つの行事、

①企業と学生の直接的な技術交流の場である「学生のための企業技術発表会」(11月頃)

②就職関連の情報交換と懇談を目的とした「就職に関する企業と学校の交流会」(2月頃)

学生が企業、学校に対してポスター形式の研究発表を行う「メカボケーション学生研究発表会」(3月中旬、関西支部定時総会講演会時に併催)

④インターンシップ活動に関する情報交換の場である「協賛企業と学生員の意見交換会 −インターンシップ編−」(翌年度の6月頃)

も開催している。さらに、技術情報誌と連動するインターネット版「MECHAVOCATION on the Net」も関西支部のウェブサイトに公開している。

2021年版: http://mecha.kansai.jsme.or.jp/mecha2021/index.html

「コロナ禍」発生の後先

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