Withコロナのノウハウ
都立産技高専でのコロナ禍対応
Withコロナのノウハウ-高専教育編-
With コロナのはじまり
本校では2020年度は4月当初から臨時休校であった。その後、5月中旬からは遠隔授業期間が始まり、6月には分散登校で実験実習を始めとした実技系科目での対面授業を開始した。
このような状況が予見されていなかった頃、筆者は次年度の1年担任として新入生を迎える準備を淡々と進めていた。いよいよ年度末を迎える辺りから雲行きが怪しくなり、新年度当初に学生が登校できるか危ぶまれる状況となった。
このままでは新入生は学校になじむ機会も、つながる術もほとんどない状態で学校生活を迎えることとなる。新入生には最低限の環境として、何よりもまず情報伝達手段を間違いなく確保することが第一と考えた。
会えない中での連絡手段
本校では学生への情報伝達手段として、主にG Suite for EducationのClassroomやGmailなどのWebアプリを用意している。コロナ禍においては、もちろんこれらを積極活用していく方向となった。
まずは新入生にこのアカウント設定の作業を行ってもらう必要がある。ただし、アカウント設定には学内LANを経由してアクセスするため登校は必須であり、また複雑な設定手順を間違いなく終えるためにも対面でサポートする必要があった。
新入生へのWeb環境導入
キーワード:Withコロナのノウハウ
表紙
機構模型
工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)
回転斜板
年代未詳/フォイト社製/ベルリン(独)/真鍮、鉄、ガラス、木製台座/
H220, W320, D145(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵
ハンドルに「GUSTAV VOIGT BERLIN. S. W.」の刻字あり。工科大学もしくは工学部の備品番号「工キ學ニ四九八」の木札付。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きのものを含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機構模型が現存する。
上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵
[東京大学総合研究博物館]