特集 画像で見る機械工学
企業における教育や技術継承のための動画活用事例原子力発電所運転シミュレータ
教育現場における動画活用事例
シミュレータ設備の紹介
日立GEニュークリア・エナジー(株)(以下、当社と記載)では、原子力発電所の中央制御室(中操)の盤面を数十枚の大型液晶ディスプレイに表示したグラストップシミュレータ設備(以下、本シミュレータ)を所有している(図1)。
本シミュレータは、ABWR(AdvancedBoilingWaterReactor:改良型沸騰水型軽水炉)の起動停止操作および異常や事故発生時のプラントパラメータや機器状態を模擬することができる。
本稿では、本シミュレータおよびシミュレータのデモを撮影した動画コンテンツを用いた研修や教育の実施例について紹介する。
図1 本シミュレータの模擬範囲および外観
実施例1 インターン向け研修への活用
リモート研修用コンテンツとしての活用
キーワード:画像で見る機械工学
機構模型
工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)
ハートカム
明治7(1874)年/真鍮、鉄、木製台座/H400, W300, D303(mm)/
東京大学総合研究博物館所蔵
「HEART CAM」の刻記あり。工部大学校を示す「IMPERIAL COLLEGE OF ENGINEERING. TOKEI. 1874」の金属プレート付。工科大学もしくは工学部の備品番号の木札があるが判読不能。
上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵
[東京大学総合研究博物館]