特集 画像で見る機械工学
[熱工学ギャラリー]熱工学ギャラリーの取り組み
機械学会熱工学部門 熱工学ギャラリー:https://g.ted-jsme.jp/
熱工学ギャラリーとは
熱工学ギャラリーとは、熱工学部門が運営する映像コンテンツの公開WEBサイトである。本会会員が研究や教育のために撮影した動画や画像を広く一般に公開し、熱工学の魅力を伝えることを目的としている。熱工学やその研究の面白さを宣伝するとともに、講義や研修などで利用してもらえるコンテンツを提供することを目指している。本稿では、熱工学ギャラリー開設に至った経緯を紹介する。
きっかけ
熱工学ギャラリー企画の始まりは、2010年熱工学部門第88期 菱田公一部門長(当時慶應義塾大学)の指示に遡る。それは、当時、出版委員長を務めていた高松に、出版委員会の役割と事業内容を再検討したうえで電子媒体の導入を検討せよというものであった。これは、永らく熱工学部門からの出版の提案がなかったことに加え、「出版=印刷物」という従来通りの考えから脱却すべきとの菱田先生の問題意識による。そこで、電子媒体と印刷物出版のそれぞれの役割やメディアの活用方法まで1年かけて出版委員会で検討を重ねた。せっかくの機会なので、謝意を込めて当時の出版委員のメンバーを紹介させていただく。
委員長:高松 洋(九大)、幹事:伊藤 衡平(九大)
委員:荒木 拓人(横浜国大)、岩井 裕(京大)、上野 一郎(東京理科大)、君島 真仁(芝浦工大)、齊藤 潔(早稲田大)、鈴木 洋(神戸大)、田部 豊(北大)、永井 二郎(福井大)、堀部 明彦(岡山大)、山田 昇(長岡技科大)
熱工学ギャラリー研究会
キーワード:画像で見る機械工学
機構模型
工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)
ハートカム
明治7(1874)年/真鍮、鉄、木製台座/H400, W300, D303(mm)/
東京大学総合研究博物館所蔵
「HEART CAM」の刻記あり。工部大学校を示す「IMPERIAL COLLEGE OF ENGINEERING. TOKEI. 1874」の金属プレート付。工科大学もしくは工学部の備品番号の木札があるが判読不能。
上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵
[東京大学総合研究博物館]