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2021/8 Vol.124

機構模型

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

材料試験機

年代未詳/エリオット・ブラザーズ社製/ロンドン(英)/真鍮、鉄、木製台座/

H537, W354, D282(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵

本体に「PORTER'S PATENT / ELLIOTT Bros. LONDON」の刻字あり。本資料の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きの機構模型を含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機器が現存する。

上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

[東京大学総合研究博物館]

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特集 2021年度年次大会

特別講演~Made in Chibaの技術はすごい~

日時:2021年9月7日(火) 15:15〜17:25

千葉大学 西千葉キャンパスより Web中継 司会:田中 学(千葉大学)

9月7日(火)の午後からは、千葉にゆかりのあるお二人の先生を講師としてお招きし、インターネットライブ配信による特別講演を予定しています。お一人目は、一般財団法人先端ロボティクス財団 理事長 野波健蔵先生(千葉大学名誉教授)で、「大学発ベンチャーから上場企業へ、そして、新たな挑戦」と題して、ご講演いただく予定です。野波先生は、2013年11月に(株)自律制御システム研究所(ACSL)を創業し、業務組み込み型ドローンシステムを一気通貫で社会に提供し、業務自動化/無人化/IoT化を実現しました。2018年12月には、千葉大学関連ベンチャー企業の中で唯一の東証マザースに上場を果たした会社で、時価総額:368億円(2019.2.21時点)もの大きな会社に成長しました。野波健蔵先生には、大会テーマのひとつである「新産業革命」にふさわしい講演内容として、ベンチャー起業という偉業を成し遂げたその熱い思いを述べていただき、次なる機械工学の研究者と学生諸君に大きな刺激となることと思っています。


ACSL社製国産ドローン

「大学発ベンチャーから上場企業へ,そして,新たな挑戦」
野波 健蔵 氏
一般財団法人 先端ロボティクス財団 理事長



お二人目は、(株)ZOZOテクノロジーズ 代表取締役社長、(株)ZOZO執行役員の久保田竜弥氏で、「アパレル生産工程におけるDX」と題して、ご講演いただく予定です。(株)ZOZOは、その本社が千葉大学西千葉キャンパスのすぐ近くにあり、高いテクノロジーを背景に、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などで有名な企業です。特に、ZOZOSUITやZOZOMATといった、普通の機械系エンジニアでは考えられない革新的な製品を世に送りだしています。久保田竜弥氏には、大会テーマのひとつである「5G IoT における機械」にふさわしい講演内容として、進化したIT技術を浸透させたDX(デジタルトランスフォーメーション)を駆使した、最新のモノづくりについてお話しいただける予定です。ファッションにも機械工学が大きく関わっていることを改めて感じ、研究者、教員、学生の皆様も、そのMade in Chibaの技術のすごさに驚くことと思います。

ZOZOSUIT / ZOZOMAT

「アパレル生産工程におけるDX」
久保田 竜弥 氏
株式会社 ZOZOテクノロジーズ 代表取締役 社長
株式会社 ZOZO 執行役員

 

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